クリーチャースポナーは、設定された時間間隔ごとに単一または複数の種類のクリーチャーを1体以上スポーンさせることができる仕掛けです。スポナーのオプションによって、スポーンを開始するタイミングと停止するタイミングを設定できます。また、プレイヤーに対しスポナーを表示するかどうか、プレイヤーの手でスポナーが破壊できるかどうかを設定できます。
島に設置できるクリーチャースポナーの数に限りはありませんが、島にスポーンできるAI操作の敵の総数には上限があります。これにはクリーチャー、ガード、野生動物が含まれています。一度にアクティブにできるAIの敵の数は90体までであり、この数はAIの敵をスポーンする全ての仕掛けが共有します。クリーチャースポナーを大量に設置している場合や、ガード/野生動物スポナーも島に設置している場合は、それぞれがスポーンする敵の数を把握して、全体の制限を超えないように気を付けましょう。
クリーチャースポナーの仕掛けの検索と設置
- クリエイトモードで Tab キーを押してクリエイティブインベントリ画面を開きます。
- 仕掛け タブをクリックします。スクロールして仕掛けを選択するか、 検索 ボックスを使用して仕掛けを名前で検索しましょう。あるいは、左側のパネルの 「ハザード」「ダメージ」「開始時の仕掛け」「スポナー」 か、 「敵」のカテゴリ をチェックして仕掛けを絞り込むこともできます。
- 今すぐに設置する場合は、 今すぐ設置 をクリックします。後で設置する場合は、仕掛けをクイックバーに追加しましょう。
- Esc キーを押して、島のクリエイトモードに戻ります。スマホを使用して仕掛けの位置を調整し、左クリックして配置します。Esc キーを押して、スマホから仕掛けを取り外しましょう。
- スマホで仕掛けへと照準を合わせます。カスタマイズ のポップアップがすぐに表示されない場合は、表示されるまで近づきましょう。それから E キーを押し、カスタマイズのパネルを開きます。
1つの島で同じ仕掛けを何個も使用している場合、用途に応じてそれぞれの名前を変更しておくと便利です。各仕掛けの目的に関連した名前を付ければ、それぞれの役割を簡単に思い出すことができます。
関連性フィルター
一部の仕掛けは、 関連性フィルター と呼ばれる機能の影響を受けます。この機能は、特定の関連するオプションで選択されている値に基づいて、オプションを表示したり非表示にしたりするものです。この機能により、カスタマイズパネルが設定であふれかえることを防ぎ、よりオプションを管理、確認しやすくなります。
ただし、どのオプションや値が関連性フィルターを起動しているのか判断が難しい場合もあります。分かりやすくするために、仕掛けの解説では関連性フィルターを起動する値は全て 斜体 で記載しています。この解説には、関連性フィルターの影響を受けるものを含め、全てのオプションを載せています。特定のオプションの値によって表示もしくは非表示になる場合、そのオプションの説明フィールド内には注意書きを記載しています。
仕掛けのオプション
この仕掛けには、スポナーのタイプや、スポーンするクリーチャーの種類や数、プレイヤーがどれほどスポナーに近づくとスポナーが起動するか、仕掛けからのスポーン範囲、壁越しにもクリーチャーがスポーンするかどうかなどを決める基本的な機能があります。
さらに、ウェーブタイマー、デスポーンの詳細、仕掛けを表示するか、仕掛けが破壊可能か、スポーンのエフェクトや場所の詳細など、より高度なオプションも設定できます。
この仕掛けの設定は、下記のオプションで行うことができます。
初期値は 太字 になっています。関連性フィルターを起動する値は 斜体 になっています。
基本的なオプション
オプション | 値 | 説明 |
---|---|---|
スポナータイプ | キューブスポナー、アイススポナー | クリーチャースポナーの見た目を設定します。 |
クリーチャーの種類 | キューブランダム、特定のクリーチャーを選択、アイスランダム、ラッシュランダム、全てランダム | スポーンされるクリーチャーの種類を設定します。 |
クリーチャーの数 | 4、数値を選択 | スポナーが同時にアクティブにできるクリーチャーの数を設定します。起動したスポナーは、最大でこの数までクリーチャーを生成します。この仕掛けに紐付けられたクリーチャーが撃破された場合にのみ、新たなクリーチャーがスポーンされます。 |
作動範囲 | タイル7個、距離を選択 | プレイヤーがどの程度の距離まで近付くとスポナーがクリーチャーをスポーンし始めるかを設定します。 |
最大スポーン距離 | タイル2個、距離を選択 | スポーンしたクリーチャーが、スポナーから何タイル分まで離れたところに出現できるかを設定します。 |
壁越しにスポーン | オン、オフ | クリーチャーがスポナーの射線上にスポーンできるかどうかを設定します。 |
全てのオプション(追加の項目)
オプション | 値 | 説明 |
---|---|---|
スポーンするクリーチャーの制限 | はい、いいえ | このスポナーが生み出せるクリーチャーの最大数を設定します。はい に設定されていると、下に別のオプションが表示されます。 |
合計スポーン上限 | 1、数字を選択 | このオプションは スポーンするクリーチャーの制限 のオプションが はい に設定されている場合にのみ表示されます。この仕掛けがスポーンできるクリーチャーの最大数を決定します。 |
ウェーブタイマー | 3秒、秒数を選択または入力 | クリーチャーの群れがスポーンされたあと次の群れがスポーンされるまでの最短の間隔を設定します。 |
デスポーン範囲 | 9タイル、距離を選択または入力 | クリーチャーがデスポーンするにはどれくらい離れる必要があるかを設定します。何に対する距離なのかはデスポーンタイプに基づきます。 |
デスポーンタイプ | 敵までの距離、スポナーまでの距離、デスポーンしない | スポナーかプレイヤーのどちらから遠く離れた時にクリーチャーがデスポーンするかを設定します。 |
インビンシブルスポナー | オン、オフ | プレイヤーがスポナーにダメージを与えることができるかどうかを設定します。 |
スポナー可視 | オン、オフ | ゲーム内でスポナーが表示されるかどうかを設定します。見えない状態に設定した場合、当たり判定はなくなり、プレイヤーがスポナーにダメージを与えることはできなくなります。 |
スポーン後にスポナーにダメージを与える | オン、オフ | クリーチャーをスポーンさせるたびにスポナーがダメージを受けるかどうかを設定します。 |
スポーン効果の可視性 | オン、オフ | クリーチャーをスポーンする際、仕掛けに関連した視覚効果を再生するかどうかを設定します。 |
スポーン地点で建築物を破壊する | オン、オフ | スポーンしたクリーチャーがその場にあるプレイヤーの建築物を破壊するかどうかを設定します。 |
優先スポーン地点 | 最大距離、ランダム | クリーチャーが、有効な範囲内でスポナーから最大に離れた位置でスポーンするか、または有効範囲内ならどこにでもランダムでスポーンするかを設定します。 |
ゲーム開始時に有効化 | オン、オフ | ゲーム開始時にクリーチャースポナーが有効になるかどうかを設定します。 |
ディレクト イベント バインディング
ディレクト イベント バインディング では仕掛けが直接通信するようになり、作業の流れがより直感的になるとともに、より自由にデザインのアイディアに集中することが可能になります。
この仕掛けのディレクト イベント バインディングのオプションは以下の通りです。
機能
ディレクト イベント バインディングは、「機能」を受信機として使用します。機能は一つの仕掛けのイベントを聞き、別の仕掛けに機能を実行するように伝えます。
オプション | 仕掛けの選択 | イベントの選択 | 説明 |
---|---|---|---|
受信していると有効化 | 矢印をクリックすると、対応する仕掛けのリストが表示されます。 | 矢印をクリックすると、対応するイベントのリストが表示されます。 | この機能はイベントが発生した際に仕掛けを有効にします。 |
受信していると無効化 | 矢印をクリックして、対応する仕掛けのリストを表示します。 | 矢印をクリックして、対応するイベントのリストを表示します。 | この機能はイベントが発生した際に仕掛けを無効にします。 |
受信しているとスポナーを破壊する | 矢印をクリックして、対応する仕掛けのリストを表示します。 | 矢印をクリックして、対応するイベントのリストを表示します。 | この機能はイベントが発生した際にスポナーを破壊します。 |
受信しているとクリーチャーを撃破する | 矢印をクリックして、対応する仕掛けのリストを表示します。 | 矢印をクリックして、対応するイベントのリストを表示します。 | この機能はイベントが発生した際にスポーンしたクリーチャーを撃破します。 |
イベント
ディレクト イベント バインディングは、「イベント」を送信機として使用します。イベントは、別の仕掛けに機能を実行するように伝えます。
オプション | 仕掛けの選択 | 機能の選択 | 説明 |
---|---|---|---|
クリーチャーが撃破された時 イベント送信先 | 矢印をクリックすると、対応する仕掛けのリストが表示されます。 | 矢印をクリックすると、対応する機能のリストが表示されます。 | クリーチャーが撃破されると、選択した仕掛けにイベントが送信され、選択した機能が起動されます。 |
クリーチャーがスポーンした時 イベント送信先 | 矢印をクリックすると、対応する仕掛けのリストが表示されます。 | 矢印をクリックすると、対応する機能のリストが表示されます。 | クリーチャーがスポーンすると、選択した仕掛けにイベントが送信され、選択した機能が起動されます。 |
デザイン例
クリーチャースポナーの使用例をいくつか紹介します。
- 見えないクリーチャースポナー
- クリーチャーのスポーン数の制限
クリーチャースポナーは非常に強力な仕掛けであり、 クリーチャープレーサー の設置制限を超えて、様々な方法で無尽蔵にクリーチャーをスポーンさせることが可能です。
クリーチャースポナーは クリーチャーマネージャー と組み合わせて使用されます。クリーチャーマネージャーは、クリーチャースポナーからスポーンする特定の種類のクリーチャーの能力を設定するために使用します。
そのため、スポナーからは一種類のクリーチャーだけをスポーンするように設定し、 ランダムなスポーン の使用は避けるようにしましょう。こうすることで、より細かく管理できるようになります。複数のクリーチャースポナーをお互いの近くに設置すれば、各スポナーが出現させるクリーチャーの種類と数を正確にコントロールすることが可能です。
見えないクリーチャースポナー
「スポナータイプ」のオプションでは、2種類のクリーチャースポナーが選択できます。
非表示にされたクリーチャースポナーは、プレイヤーの銃撃で直接破壊することができませんが、表示されているスポナーには耐久力を設定することができ、プレイヤーが破壊することもできます。どのような体験を作りたいのかに応じて、この2つの設定を自由に使い分けましょう。
見えないクリーチャースポナーが特に役立つ例としては、ダンジョン探索のゲームが挙げられます。ダンジョンのあちこちに非表示のクリーチャースポナーを設置し、プレイヤーが範囲内に入ったときか、トリガーの近くを通過したときに有効になるように設定して、一度に大量のクリーチャーをスポーンさせたり、いくつかのウェーブに分けてスポーンさせてみるとよいでしょう。
クリーチャーのスポーン数の制限
スポーンするクリーチャーの制限 と 合計スポーン上限 のオプションを使えば、クリーチャースポナーがスポーンさせるクリーチャーの数を制限することができます。合計スポーン上限 で指定した数に到達すると、スポナーはそれ以上クリーチャーをスポーンさせなくなります。
スポーンするクリーチャーの制限 を いいえ に設定すると、スポナーが非表示の場合は無効にされるまで、スポナーが表示されるようになっていて耐久力が設定されている場合は、スポナーが破壊されるまでスポーンし続けるようになります。