Unreal Engine 4 (UE4) で新規プロジェクトを作成する場合、テンプレートを一覧から選択することができます。テンプレートには、レベル ジオメトリ、操作可能なキャラクター、シンプルなキャラクター アニメーションなど、すぐに使用できるアセットが含まれています。チュートリアルの多くでは、最初はこれらのテンプレートを使います。
サードパーソン ゲームでは、プレーヤーは、キャラクターの後ろと少し上に一定の距離を置いて配置されたカメラからゲームの世界を見ることができます。Unreal Engine では、カメラの距離と位置を制御し、必要に応じて調整できます。
サードパーソン プロジェクトを作成する
Unreal Engine を起動すると、既に作成した Unreal プロジェクトを開くか、または新しくプロジェクトを作成するかを選択する画面が表示されます。サードパーソン プロジェクトを作成するには、以下の手順に従います。
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[New Project] カテゴリから Games カテゴリを選択して [Next] をクリックします。
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Third Person (サードパーソン) テンプレートを選択して [Next] をクリックします。
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プロジェクト設定 を構成します。作成するのは ブループリント か C++ か、ターゲット プラットフォーム、スターター コンテンツを含むかどうかなどを選択することができます。詳細は「プロジェクト設定」を参照してください。
すぐに使用できるオブジェクトをレベルに追加したい場合は、[スターターコンテンツ有り] オプションを選択します。使っている間に Unreal Engine での制御とワークフローが分かるようになるのでお勧めです。
最終結果
上記手順に従った結果、基本レベルには制御するサードパーソン キャラクターが追加されているはずです。
新しいレベルに挑戦してみましょう。メイン ツールバーの [Play (プレイ)] をクリックして、キーボードとマウスを使ってキャラクターを動かしてみましょう。
インタラクティブ チュートリアルを利用する
サードパーソン テンプレートには、テンプレートのさまざまなコンポーネントとその使用目的を説明するインタラクティブなチュートリアルが含まれています。コンテンツ ブラウザ からこのチュートリアルへ移動するには、「Content/ThirdPersonBP
」フォルダから「ThirdPerson Overview
」ファイルをダブルクリックします。

チュートリアル ファイルを開いたら、[Launch] ボタンをクリックしてインタラクティブ チュートリアルを起動します。チュートリアルに従って進むと、コンテンツ ブラウザ がフォルダと強調表示された関連ファイルを自動的に切り替わります。
チュートリアル ウィンドウ内の青表示されいてるリンクのどれかをクリックすると、その内容の詳細が表示されます。
チュートリアル ウィンドウの右上角の下向き矢印をクリックすると、チュートリアルを終了または再開したり、コンテキスト メニューを開くことができます。

プロジェクトを改善する
プレイ可能なレベルができたので、コンテンツのインポートして、ゲームが面白くなるように調整することができます。
キャラクター
キャラクター モデル を使って始めましょう。デフォルトのキャラクター モデルは Unreal Engine マネキンです。以下の手順で、女性のマネキンに変更することができます。
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マネキンをクリックして選択します。
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[Details (詳細)] パネルの [Mesh] セクションを探します。[Skeletal Mesh] セクションで SK_Mannequin_Female スケルタルメッシュを選択します。
別のキャラクターを使用したい場合は、Unreal Engine Marketplace からダウンロードするか、MetaHuman キャラクター を使用することができます。
キャラクターは走行やジャンプができる状態になっていますが、歩行や屈みなど他の種類の キャラクター 移動 を追加することもできます。詳細は、「キャラクター移動を設定する」を参照してください。
レベル
レベルには階段やプラットフォームなどシンプルなジオメトリが付いています。コンテンツ ブラウザ からドラッグ アンド ドロップすれば、とても簡単にコンテンツを追加することができます。
スターター コンテンツ 有りを選択していれば、プロジェクトを作成するときにレベルにドラッグ アンド ドロップできるコンテンツが付いています。選択してない場合は、「スターター コンテンツ」ページの手順でスターター コンテンツをこの時点で追加することができます。
レベルを追加する詳細な方法については、「レベル デザイナのクイック スタート」を参照してください。
最終結果
ワールドがだんだん形になってきました。これで、非常に充実した環境を探索するために使用するプレイ可能なキャラクターができました。
次の学習内容
サードパーソン エクスペリエンスの作成の基本を完了しました。次は以下の内容の学習を提案します。
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プレイヤー キャラクターに異なるモデルを インポートおよび設定する。 Unreal Engine Marketplace からあらかじめ用意されたキャラクターをダウンロードする、または自分でキャラクターを作成することができます。
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ポストプロセス処理 を使って、ブラーやベネットなど魅力的な視覚効果をゲームに追加する。
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Unreal Motion Graphics (UMG) を使用して、プレイヤーの健康状態や弾薬数などの情報を表示するために、インゲームのヘッドアップ ディスプレイ (HUD) を作成します。
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ビヘイビア ツリー を使って AI キャラクターを追加します。プレイヤーを追いかけたり、逃げたり、助けたり、危害を加えたりするように設定できます。