構造体を宣言する場合に、各種特性と構造体がどのように動作するのか制御する 構造体指定子 を構造体宣言に追加することができます。
構造体指定子 | 効果 |
---|---|
Atomic |
構造体は常に単一ユニットとしてシリアル化されるべきであることを表します。このクラスに対する自動生成コードは作成されません。ヘッダはメタデータをパースするためだけに提供されます。 |
BlueprintType |
ブループリントの変数に使用できるタイプとして構造体を公開します。 |
Immutable |
Immutable は Object.h でのみ有効で、現在使用されなくなりました。新しい構造体では使用しないようにしてください。 |
NoExport |
このクラスに対する自動生成コードは作成されません。ヘッダはメタデータをパースするためだけに提供されます。 |
メタデータ指定子
クラス、インターフェイス、構造体、列挙型変数、列挙型変数の値、関数、プロパティを宣言するときに、メタデータ指定子 を宣言に追加して、エンジンやエディタの様々な側面でどのようにインタラクタするかを制御することができます。データ構造またはメンバのそれぞれの型には、固有のメタデータ指定子のリストがあります。
メタデータはエディタのみに存在しています。メタデータにアクセスするゲーム ロジックを書かないでください。
クラスは以下のメタタグ指定子を使用することができます。
クラス メタ タグ | 効果 |
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BlueprintSpawnableComponent |
このコンポーネント クラスが存在する場合、ブループリントでスポーン可能です。 |
BlueprintThreadSafe |
ブループリント関数ライブラリでのみ有効です。この指定子は Animation ブループリントのノンゲーム スレッドでこのクラスの関数を呼び出し可能とマーク付けします。 |
ChildCannotTick |
Actor クラスと Component クラスで使用されます。ネイティブ クラスがティックできない場合、このアクタまたはコンポーネントを元にしてブループリントが生成したクラスは、bCanBlueprintsTickByDefault が true であっても決してティックできません。 |
ChildCanTick |
Actor クラスと Component クラスで使用されます。ネイティブ クラスがティックできない場合、bCanBlueprintsTickByDefault が false であっても、このアクタまたはコンポーネントを元にしたブループリントが生成したクラスでは、bCanEverTick がオーバーライドされます。 |
DeprecatedNode |
ビヘイビア ツリー ノードで、クラスが非推奨であることを示し、コンパイル時に警告が表示されます。 |
DeprecationMessage="Message Text" |
このメタデータを含む非推奨のクラスには、コンパイル中にブループリント スクリプトが生成する標準の非推奨の警告とともにこのテキストが含まれます。 |
DisplayName="Blueprint Node Name" |
ブループリント スクリプト内のこのノード名は、コードが生成する名前の代わりにここで指定する値で置き換えられます。 |
DontUseGenericSpawnObject |
ブループリントで Generic Create Object ノードを使用するクラスのオブジェクトをスポーンしないでください。この指定子は、アクタでもアクタ コンポーネントでもないブループリント タイプのクラスにのみ適用されます。 |
ExposedAsyncProxy |
Async Task ノードでこのクラスのプロキシ オブジェクトを公開します。 |
IgnoreCategoryKeywordsInSubclasses |
クラスの最初のサブクラスが継承されるすべての ShowCategories と HideCategories の指定子を無視するようにします。 |
IsBlueprintBase="true/false" |
このクラスがブループリントを作成するために使用可能 (または使用不可) の基本クラスであることを示します。Blueprintable や NotBlueprintable と同様です。 |
KismetHideOverrides="Event1, Event2, .." |
オーバーライドできないブループリントのイベント リストです。 |
ProhibitedInterfaces="Interface1, Interface2, .." |
クラスと互換性がないインターフェースのリストです。 |
RestrictedToClasses="Class1, Class2, .." |
Blueprint Function Library クラスが使用し、リストに名前があるクラスに使用を制限します。 |
ShortToolTip="Short tooltip" |
親クラスのピッカー ダイアログなどフル ツールチップでは長すぎる場合に短いツールチップを使います。 |
ShowWorldContextPin |
このクラスが所有するグラフに配置されたブループリント ノードが、ワールド コンテキストのピンを通常は非表示であっても表示しなければならないことを示します。このクラスのオブジェクトはワールド コンテキストとして使うことはできないからです。 |
UsesHierarchy |
クラスが階層データを使うことを示します。[Details (詳細)] パネルで階層編集機能をインスタンス化するために使用されます。 |
ToolTip="Hand-written tooltip" |
コード コメントから自動的に生成されたツールチップをオーバーライドします。 |