以下の表には、Datasmith で現在使用できるソフトウェア アプリケーションとファイル形式が示されています。
[Status (ステータス)] 列には、それぞれの種類のソフトウェアまたはファイル形式について期待される対応レベルが、次のアイコンによって示されています。
アイコン | 意味 |
---|---|
![]() |
プロダクションで使用できます。 |
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ベータ版または実験的機能であり、テスティングとフィードバック目的で顧客と共有されています。さらなる変更が予想され、場合によっては将来当社で非推奨にする可能性もあります。 |
「ワークフロー タイプ」は、デザイン アプリケーションからの情報をどのようにパッケージ化するかを示しています。
-
「直接」は、Unreal の Datasmith インポータ プラグインがアプリケーションのファイル形式を直接読み取ることを意味します。
-
「エクスポート」は、Datasmith で Unreal Engine にインポートする前に、コンテンツをアプリケーションから特定のファイル形式にエクスポートする必要があることを意味します。アプリケーションにすでに組み込まれている機能を使ってコンテンツをエクスポートします。
-
「エクスポート プラグイン」は、デザイン データを Datasmith が Unreal にインポートする形式にエクスポートするために、アプリケーションに新規プラグインをインストールする必要があることを意味します。
下記の「インポータ プラグイン」列は、それぞれの種類のファイルをインポート可能にするために Unreal Engine プロジェクトで有効にする必要のある Datasmith インポータ プラグインを示します。このプロセスの詳細については、「Unreal Engine に Datasmith コンテンツをインポートする」を参照してください。
すべての Datasmith エクスポータ プラグインは「Datasmith エクスポータ プラグイン」ページからダウンロードできます。
サポートされるアプリケーション
アプリケーション | サポート レベル | バージョン | ワークフロー タイプ | インポータ プラグイン |
---|---|---|---|---|
3D ACIS | ![]() |
2021 まで | 直接 | CAD |
3DEXCITE DELTAGEN | ![]() |
2017–2022 | エクスポート (FBX のみ) | FBX |
ArcGIS CityEngine | ![]() |
-- | エクスポート プラグイン | Datasmith |
Autodesk 3ds Max | ![]() |
2016–2023 | エクスポート プラグイン | Datasmith |
Autodesk Alias | ![]() |
2023 まで | 直接 | CAD |
Autodesk AutoCAD | ![]() |
-- | 直接 | CAD |
Autodesk Inventor | ![]() |
2023 まで | 直接 | CAD |
Autodesk Revit | 下記の注記を参照 | エクスポート プラグイン | Datasmith | |
Autodesk Navisworks | ![]() |
2019–2022 | エクスポート プラグイン | Datasmith |
Autodesk VRED | ![]() |
VRED Professional 2018–2022 | エクスポート プラグイン | FBX |
Dassault Systèmes CATIA V5 | ![]() |
V5_6 R2022 まで | 直接 | CAD |
Dassault Systèmes SOLIDWORKS | ![]() |
2022 まで | エクスポート プラグイン | CAD |
Dassault Systèmes SOLIDWORKS | ![]() |
2020–2022 | 直接 | Datasmith |
Graphisoft Archicad | ![]() |
23–26 | エクスポート プラグイン | Datasmith |
Maxon Cinema 4D | ![]() |
-- | 直接 | C4D |
McNeel Rhinoceros | ![]() |
7 まで | エクスポート プラグイン | Datasmith |
McNeel Rhinoceros | ![]() |
6 まで | 直接 (.3dm ファイル) |
Datasmith |
PTC Creo (Pro/ENGINEER) | ![]() |
Pro/Engineer 19.0 から Creo 9.0 まで | 直接 | CAD |
Siemens NX | ![]() |
V11–V18、NX–NX12、NX1847–NX2206 | 直接 | CAD |
Trimble SketchUp Pro | ![]() |
2019–2022 | エクスポート プラグイン、DirectLink | Datasmith |
Unreal Engine 5.3 では、Autodesk は新しいバージョンの Revit エクスポータ プラグインを管理するようになっており、直接 Revit 2024+ で出荷されます。UE は、このプラグインを引き続きサポートしており、ダウンロード ページから古いバージョンのプラグインを入手できます。
サポート対象のファイル形式と標準
ファイル形式または標準名 | サポート レベル | バージョン | ワークフロー タイプ | インポータ プラグイン |
---|---|---|---|---|
3DXML | ![]() |
V5-6 R2019 (R29) まで | 直接 | CAD |
glTF | 下記の注記を参照 | |||
Industry Foundation Classes (IFC) | ![]() |
IFC2x Edition 2、3、4 | 直接 | CAD |
Initial Graphics Exchange Specification (IGES) | ![]() |
5.1, 5.2, 5.3 | 直接 | CAD |
JT Open | ![]() |
10.6 まで | 直接 | CAD |
Parasolid (x_t) | ![]() |
34.1 まで | 直接 | CAD |
Siemens PLM XML | ![]() |
7.0.3 以降 (TeamCenter 11 以降との互換性あり) | 直接 | CAD |
STEP | ![]() |
AP203、AP214、AP242 | 直接 | CAD |
gITF は UE によりネイティブでサポートされています (Datasmith ではネイティブ サポートなし)。詳細については、「GL Transmission Format (glTF)」を参照してください。
macOS 用エクスポータ プラグイン
現時点では、Unreal Editor に装備されているほとんどの エクスポート プラグイン と Datasmith インポータは Microsoft Windows プラットフォーム向けのみです。Unreal Engine 4.27 では、macOS の以下のアプリケーションからのエクスポートもサポートしています。
アプリケーション | サポートされるバージョン |
---|---|
Trimble SketchUp Pro | 2019–2022 |
Graphisoft Archicad | 23–26 |
McNeel Rhinoceros | 6, 7 |
Unreal Engine が直接サポートする形式
Unreal Engine では、FBX ファイルのインポートとエクスポートに対するビルトイン サポートを提供しています。
FBX ベースのこれらのワークフローは、個々のオブジェクト操作に重点が置かれる傾向の多いゲーム要件をサポートするよう最適化されています。一方で、Datasmith はシーン全体を取り込むため、そこに数千にも及ぶオブジェクト (さらに、それぞれに含まれる、幅広いソースからのマテリアル、ピボット、スケール、階層、メタデータ) が含まれる可能性もあります。ただし、FBX がニーズや目的に適うものであれば、FBX インポート パイプラインを使用してください。たとえば、Unreal レベルで Datasmith コンテンツを補強するために使用する追加の環境設定の一部をインポートするために使用する場合などがあります。
詳細については、「FBX コンテンツ パイプライン」を参照してください。
組み込まれた Unreal Editor インポータを使用して glTF 形式を コンテンツ ブラウザ に直接インポートするための実験的サポートも提供されています。これは、FBX のインポート プロセスと同様にオブジェクトベースのワークフローに最適化されており、Datasmith glTF インポータと比較するとさまざまな制限事項がありますが、状況によっては非常に有用な場合があります。[Edit (編集)] > [Plugins (プラグイン)] > [Importers (インポータ)] に移動し、[glTF Importer (glTF インポータ)] プラグインを有効にして、Unreal Engine を再起動すると試すことができます。
下位互換性
Unreal Studio はオープン ベータ段階にあるため、新機能追加を目的として Datasmith ファイル形式やインポータ プラグインの動作が随時変更される場合もあります。この段階では、Unreal のすべてのバージョンと Datasmith エクスポート プラグインのすべてのバージョン間での下位互換性は保証されません。エクスポート プラグインの旧バージョンで生成された「.udatasmith
」ファイルを新しいバージョンの Unreal Engine にインポートできる場合もありますが、それに依存すべきではありません。
エクスポートされたファイルで使用する Unreal Engine および Datasmith プラグインのバージョンに該当するバージョンのエクスポート プラグインを必ず使用してください。Datasmith を最大限利用し、最新の修正プログラムと機能を活用するには、使用可能な最新バージョンの Unreal Engine とエクスポート プラグインを常に使用することをお勧めします。