以下の表には、Datasmith で現在使用できるソフトウェア アプリケーションとファイル形式が示されています。
表内の [Status (状態)] 列には、それぞれのソフトウェアまたはファイル形式のステータスが次のアイコンによって示されています。
アイコン | 意味 |
---|---|
![]() |
プロダクションでの使用が可能です。 |
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ベータ版または実験的機能であり、テスティングとフィードバック目的で共有されています。さらなる変更が予想され、場合によっては将来当社で非推奨にする可能性もあります。 |
Workflow Type (ワークフロー タイプ) 列はデザイン アプリケーションからの情報をどのようにパッケージ化するかを示しています。
-
Direct (直接) は、Datasmith がアプリケーションのファイル形式を直接読み取ることを示します。
-
Export (エクスポート) 列は、Datasmith で Unreal Engine にインポートする前に、コンテンツをアプリケーションから特定のファイル形式にエクスポートする必要があることを示しています。アプリケーションに組み込まれている機能を使ってコンテンツをエクスポートします。
-
Export Plugin (エクスポート プラグイン) 列は、デザイン データを Datasmith がUnreal にインポートする形式にエクスポートするために、アプリケーションに新規プラグインをインストールする必要があることを示しています。
Importer Plugin (インポーター プラグイン) 列は、それぞれの種類のファイルをインポート可能にするために Unreal Engine プロジェクトで有効にする必要のある Datasmith インポーターを示します。このプロセスの詳細については、「DAtasmith コンテンツをインポートする」を参照してください。
Datasmith エクスポータ プラグインは Datasmith エクスポータ プラグイン ページからダウンロードします。
Datasmith でサポートされているほとんどのファイル形式の場合、コンピュータにソフトウェアを追加する必要はありません。必要なものは、インポートするファイルのみです。ただし、以下のファイル形式は特別な要件があります。
.wire
- Datasmith を使用して.wire
ファイルを使用するためには、使用する.wire
ファイルに対応しているバージョンの Autodesk Alias AutoStudio をインストールする必要があります。
サポートされるアプリケーション
アプリケーション | サポート レベル | バージョン | ワークフロー タイプ | インポータ プラグイン |
---|---|---|---|---|
3D ACIS | ![]() |
R27 まで | Direct | CAD |
3DEXCITE DELTAGEN | ![]() |
2017, 2018 | エクスポート (FBX のみ) | FBX |
ArcGIS CityEngine | ![]() |
-- | エクスポート プラグイン | Datasmith |
Autodesk 3ds Max | ![]() |
2016, 2017, 2018, 2019, 2020, 2021, 2022 | エクスポート プラグイン | Datasmith |
Autodesk Alias | ![]() |
2021 まで | Direct | CAD |
Autodesk AutoCAD | ![]() |
-- | Direct | CAD |
Autodesk Inventor | ![]() |
2019 まで | Direct | CAD |
Autodesk Revit | ![]() |
2018.3, 2019, 2020, 2021, 2022 | エクスポート プラグイン | Datasmith |
Autodesk Navisworks | ![]() |
2019, 2020, 2021, 2022 | エクスポート プラグイン | Datasmith |
Autodesk VRED | ![]() |
VRED Professional 2018, 2019, 2020 | エクスポート プラグイン | FBX |
Dassault Systèmes CATIA V5 | ![]() |
R10 - R29 | Direct | CAD |
Dassault Systèmes SOLIDWORKS | ![]() |
2021 まで | エクスポート プラグイン | CAD |
Dassault Systèmes SOLIDWORKS | ![]() |
2020, 2021 | Direct | Datasmith |
Graphisoft Archicad | ![]() |
23, 24, 25 | エクスポート プラグイン | Datasmith |
Maxon Cinema 4D | ![]() |
-- | Direct | C4D |
McNeel Rhinoceros | ![]() |
7 まで | エクスポート プラグイン | Datasmith |
McNeel Rhinoceros | ![]() |
6 まで | Direct (.3dm files) |
Datasmith |
PTC Creo (Pro/ENGINEER) | ![]() |
V13 Creo 6 まで | Direct | CAD |
Siemens NX | ![]() |
V11 - NX CR | Direct | CAD |
Trimble SketchUp Pro | ![]() |
2017, 2018, 2019, 2020, 2021 | エクスポート プラグイン, DirectLink | Datasmith |
サポート対象のファイル形式と標準
ファイル形式および標準名 | サポート レベル | バージョン | ワークフロー タイプ | インポータ プラグイン |
---|---|---|---|---|
3DXML | ![]() |
R2018X | Direct | CAD |
glTF | ![]() |
2.0 | Direct | glTF |
Industry Foundation Classes (IFC) | ![]() |
IFC 2x3 | Direct | IFC |
Initial Graphics Exchange Specification (IGES) | ![]() |
5.2, 5.3 | Direct | CAD |
JT Open | ![]() |
10.2 まで | Direct | CAD |
Parasolid (x_t) | ![]() |
31 まで | Direct | CAD |
Siemens PLM XML | ![]() |
7.0.3 以上 (TeamCenter 11 以上との互換性あり) | Direct | CAD |
STEP | ![]() |
AP203, AP214, AP242 | Direct | CAD |
macOS 用エクスポータ プラグイン
現時点では、Unreal Editor に装備されているほとんどの エクスポート プラグイン と Datasmith インポータは Microsoft Windows プラットフォーム向けのみです。Unreal Engine 4.27 では、macOS の以下のアプリケーションからのエクスポートもサポートしています。
アプリケーション | サポートしているバージョン |
---|---|
Trimble SketchUp Pro | 2019, 2020, 2021 |
Graphisoft Archicad | 23, 24, 25 |
McNeel Rhinoceros | 6, 7 |
Formats that Unreal Engine が直接サポートする形式
Unreal Engine では、FBX ファイルのインポートとエクスポートに対するビルトイン サポートを提供しています。
FBX ベースのこれらのワークフローは、個々のオブジェクト操作に重点が置かれる傾向の多いゲーム要件をサポートするよう最適化されています。一方で、Datasmith はシーン全体を取り込むため、そこに数千にも及ぶオブジェクト (さらに、それぞれに含まれる、幅広いソースからのマテリアル、ピボット、スケール、階層、メタデータ) が含まれる可能性もあります。ただし、FBX がニーズや目的に適うものであれば、FBX インポート パイプラインを使用してください。例えば、Unreal レベルで Datasmith コンテンツを補強するために使用する追加の環境設定の一部をインポートするために使用する場合などがあります。
詳細については、「FBX コンテンツ パイプライン」を参照してください。
組み込まれた Unreal Editor インポータを使用して「glTF」形式を コンテンツ ブラウザ に直接インポートするための実験的サポートも提供されています。これは、FBX のインポート プロセスと同様にオブジェクトベースのワークフローに最適化されており、Datasmith glTF インポータと比較するとさまざまな制限事項がありますが、状況によっては非常に有用な場合があります。[Edit (編集)] > [Plugins (プラグイン)] > [Importers (インポータ)] に移動し、「glTF Importer」 プラグインを有効にして、Unreal Engine を再起動すると試すことができます。
下位互換性
Unreal Studio はオープン ベータ段階にあるため、新機能追加を目的として Datasmith ファイル形式やインポータ プラグインのビヘイビアが随時変更される場合もあります。この段階では、Unreal のすべてのバージョンと Datasmith エクスポート プラグインのすべてのバージョン間での下位互換性は保証されません。エクスポート プラグインの旧バージョンで生成された「.udatasmith
」ファイルを新しいバージョンの Unreal Engine にインポートできる場合もありますが、それに依存すべきではありません。
エクスポートされたファイルで使用する Unreal Engine および Datasmith プラグインのバージョンに該当するバージョンのエクスポート プラグインを必ず使用してください。Unreal Studio を最大限利用し、Datasmith の最新の修正プログラムと機能を活用するには、できる限り最新のバージョンのエクスポート プラグインと Unreal Engine を常に使用することをお勧めします。