Twinmotion のバーチャル カメラ (VCam) 機能を使用すると、Android や iOS のハンドヘルド デバイスからバーチャル カメラを使って 3D シーン内を表示し、操作することができます。 バーチャル カメラはシーン内の任意の場所に配置して、ハンドヘルド デバイスで制御できます。
VCam により、ビジュアライゼーションと現実世界のカメラ使用とのギャップが解消されます。 VCam を使用すると、一人称視点で Twinmotion のシーンを操作することができ、プロジェクトの表示時に精度と視認性が向上します。
VCam 機能を使用するには、Unreal VCam アプリをダウンロードし、使用するハンドヘルド デバイスにインストールする必要があります。次に、コンピュータの IP アドレスを使用して Twinmotion に接続します。
VCam アプリを Twinmotion に接続すると、シーン内にバーチャル カメラが配置され、ハンドヘルド デバイスを使用してシーン内を確認したり、移動したりできるようになります。 ビューポートのカメラは、より直観的に操作することができます。焦点距離、露出、被写界深度 (DOF) などのカメラ設定を試したり、写真撮影と同じような精度でショットの構図を検討して撮影したり、スナップショットを取得して画像として Twinmotion に保存したりすることも可能です。こうした操作はすべて、ハンドヘルド デバイスで行えます。
VCam による動画やシーケンスの作成はサポートされていません。
前提条件
VCam 機能を使用する際の前提条件は、次のとおりです。
互換性のある iOS デバイスまたは Android デバイスがあること。
iOS デバイスのシステム要件:
iPadOS 15.0 以降
ARKit のサポート
iOS 15.0 以降
Android デバイスのシステム要件:
ARCore のサポート
Android 24 (Nougat) 以降
App Store または Google Play ストアから Unreal VCam アプリをダウンロードしていること。 VCam アプリを初めて開くときは、アプリの使用に関する使用許諾契約に同意する必要があります。
VCam 機能は、Windows オペレーティング システムの Twinmotion でのみ使用可能です。 macOS ではサポートされていません
ハンドヘルド デバイスと Twinmotion を実行しているコンピュータは、同じネットワーク上にある必要があります。
VCam 機能を設定する
VCam 機能の利用を開始するには、次の手順を実行します。
Twinmotion のビューポートで表示メニューのアイコンをクリックし、次に [VCAM] をクリックすると、VCam のオプションが表示されます。 ここから VCam を開始または停止したり、VCam と Twinmotion を接続するために必要な IP アドレスを確認したりすることができます。
[Start VCam (VCam の開始)] をクリックします。
ハンドヘルド デバイスで VCam アプリを起動します。
VCam アプリを起動すると、新しい接続を作成するためにコンピュータの IP アドレスを入力する必要があります。 IP アドレスを入力すると、VCam のユーザー インターフェースが Twinmotion に表示されます。
パフォーマンスに関する考慮事項
Twinmotion の VCam では、Twinmotion のユーザー インターフェース全体をハンドヘルド デバイスにストリーミングします。 画面の解像度やネットワーク速度によっては、ストリーミングにボトルネックが生じ、遅延が発生したり、描画品質が低下したりすることがあります。
次の方法で、パフォーマンスを改善することができます。
有線接続や高速 Wi-Fi 接続を使用する。
可能であれば、コンピュータのモニターの解像度を下げる。 たとえば、使用しているコンピュータのモニターの画面解像度が 4K の場合、Twinmotion のユーザー インターフェースもハンドヘルド デバイスに 4K でストリーミングされます。 そのため、画面の解像度を下げると、ストリーミングの解像度も低くなります。
Twinmotion のアプリケーションのウィンドウ サイズを縮小する。
設定を変更し、VCam のストリーミング品質を調整する。 ストリーミング品質の設定は、Twinmotion の [Preferences (環境設定)] パネルにある [Quality (品質)] タブで変更することができます。 [Vcam settings (VCam 設定)] セクションで、[Low (低)]、[Medium (中)]、[High (高)]、[Ultra (最高)] のいずれかを選択します。 デフォルトでは、[Medium] が選択されています。
VCam 機能を使用する
初めて VCam を起動するとミニ チュートリアルが表示され、指で画面を動かす方法が案内されます。 そこでは、バーチャル ジョイスティックの使用方法も紹介されます。
画面の左側でスワイプすると、カメラの向きを操作するための丸いジョイスティックが起動します。
画面の右側でスワイプすると、カメラの位置を操作するための四角いジョイスティックが起動します。
水平方向にスワイプすると、カメラの動きが左右に制限されます。
垂直方向にスワイプすると、カメラの動きが上下に制限されます。
コントロール
次の表は、画面に表示されているコントロールの一覧です。
| コントロール | 説明 |
|---|---|
1 | VCam アプリの設定と、それらのステータス (有効かどうか)。 |
2 | バーチャル カメラの設定。 |
3 | ツール メニュー。 詳細については、後述の「ツール メニュー」セクションを参照してください。 |
4 | カメラの値に関するステータス情報。 |
5 | スナップショットをキャプチャするための [+ Add image (+ 静止画作成)] ボタン。 |
VCam 設定
VCam アプリ内の設定の多くは、インターフェースの左右に配置されている放射状のダイヤルで調整することができます。 このダイヤルは、内側と外側の二重構造になっていることもあります。
設定や値を確認するには、放射状のダイヤルに沿ってどちらかの方向に指でドラッグします。 ダイヤルの設定を変更すると、すべてリアルタイムで Twinmotion に反映されます。
バーチャル カメラの設定
次のバーチャル カメラの設定は、VCAM アプリの左側に配置されています。 左側の放射状のダイヤルにある値をタップすると、パネルが開いて新しい値を入力することができます。
レンズの設定
バーチャル カメラのレンズのサイズを設定します。 デフォルトでは、視野角 (FOV) に対応する値が設定されます。
バーチャル カメラをビューポートで使用している場合、値は度数で表示されます。
画像を [Media (メディア)] ドックで選択する場合、または [+ Add image] ボタンを使用してスナップショットを撮影する場合、値はミリメートルで表示されます。
被写界深度 (DOF)
フォーカス距離 (VCam のレンズと VCam が焦点を合わせるアイテムとの距離) とカメラのアパーチャーに関する情報を提供します。
露出
バーチャル カメラの露出の管理方法を設定します。
ツール メニュー
次の表は、画面の右側のツール メニューにある設定の一覧です。 このメニューには、Twinmotion のシーン内でハンドヘルド デバイスやバーチャル カメラの操作方法を調整するための設定や切り替え用のアイコンが含まれます。
| アイコン | ダイヤル名 / アクション | 説明 |
|---|---|---|
Hold (保持) | バーチャル カメラの位置と回転を固定するかどうかを切り替えます。 これを使用すると、シーン内のバーチャル カメラの位置を変えずにハンドヘルド デバイスの位置を変更することができます。 | |
Kill Roll (ロールを消去) | バーチャル カメラの X 軸に沿った回転を無効にするかどうかを切り替えます。無効にすると、物理空間でハンドヘルド デバイスを動かしても、カメラの水平位置を維持することができます。 | |
Scale and Gain Settings (スケールとゲインの設定) | ハンドヘルド デバイスの動きが Twinmotion のシーンでどのように反映されるかを調整するための設定が含まれています。 これには、物理空間におけるデバイスの動きに対する感度とジョイスティックの感度が含まれます。 | |
Tile Offset (タイル オフセット) | この設定により、バーチャル カメラの傾斜にランダムなオフセットが適用され、撮影角度をより快適に保持できるようになります。 この設定を有効にすると、HUD の傾斜の値に「+」記号が表示されます。 | |
Zero to Parent (親に対してゼロに戻す) | バーチャル カメラの位置を初期化時の位置に戻します。 | |
ローカル空間飛行モード | 有効にすると、ジョイスティックの前方移動が、ワールドではなくカメラの前方方向に追従します。 ジョイスティックを前に押しているときに上や下を見ると、その方向にカメラが動きます。 無効にすると、カメラはシーン内を自由に見渡せますが、カメラが向いている方向には動かずに前進します。 |
VCam のスナップショットと Twinmotion の画像
VCam 機能を使用する場合、[Media] ドックの画像のサムネイルをクリックすると、次のようになります。
VCam を起動すると、Twinmotion のインターフェース内のすべてのパネルとドックが閉じ、ビューポートが最大化されます。 パネルやドックを開くには、Twinmotion のフッタにあるアイコンをクリックします。
シーン内のバーチャル カメラの位置は変わりません。
画像に適用されているアンビエンス設定はすべて、VCam に転送されます。
VCam からシーンのスナップショットを撮るには、[+ Add image] ボタンをクリックします。
VCam からスナップショットを撮影すると、次のようになります。
画像には、VCam アプリで定義されているカメラ設定が適用されます。
スナップショットは、自動的に画像として [Media] ドックに保存されます。
詳細情報
Twinmotion での VCam の使用方法の詳細については、「Virtual Camera」動画チュートリアルをご覧ください。