このワークフローを使用するには、デザイン アプリケーションに Datasmith エクスポーター プラグインをダウンロードする必要があります。Datasmith をサポートするデザイン アプリケーションとプラグインのダウンロード元に関する情報は、「Datasmith をサポートするデザイン アプリケーション」を参照してください。
Datasmith Direct Link ワークフローを使ってデザイン アプリケーションから 3D シーンとアセットをグループ階層、組織、コンポーネント、オブジェクト、マテリアルを保持したままで Twinmotion へインポートすることができます。
Datasmith エクスポーター プラグインをインストールすると、Direct Link 機能を使用して Twinmotion にコンテンツをインポートし、デザイン アプリケーションと Twinmotion の間でファイルを同期させることができるようになります。デザイン アプリケーションでプロジェクトに加えた変更は、Twinmotion のプロジェクトに同期され、反映されます。Direct Link Auto Sync 機能をサポートしている場合、同期は自動的に行われます。そうでない場合は、ワンクリックで同期できます。
複数の Direct Link を作成することができるため、さまざまなアプリケーションからファイルを 1 つの Twinmotion プロジェクトにインポートし、組み合わせて使用することができます。詳細については、「複数の Direct Link を設定する」を参照してください。
DirectLinkTextures フォルダ
Direct Link を作成すると、DirectLinkTextures という名前のフォルダがご使用のコンピュータに作成されます。デザイン アプリケーションのシーンのテクスチャは、このフォルダにエクスポートされ保存されます。Direct Link プロセスでは、このフォルダのテクスチャは、元のプロジェクトのテクスチャの参照として使用されます。
デフォルトでは、「DirectLinkTextures」フォルダは Users[user name]\Documents\Twinmotion[version number] に作成されます。このフォルダの保存先を変更するには、[Preferences (環境設定)] パネル (Ctrl + P) を開き、[Settings (設定)] タブで [Direct Link] をクリックします。
[Use textures folder (テクスチャ フォルダ使用)] チェックボックスの選択を解除することでこの機能を無効にします。
この機能を無効にすると、たとえば、テスト目的限定で簡単な 1 回限りの Direct Link 接続を行い、将来参照するためにテクスチャを保存する必要がない場合に役立ちます。この機能を無効にすると、テクスチャは専用の「DirectLinkTextures」フォルダではなく、一時フォルダに保存されます。一時フォルダはオペレーティング システムによって削除されることがあるため、テクスチャを一時フォルダに保存すると、次にファイルを開いたときに Direct Link 接続でテクスチャを特定できない場合があります。
Datasmith Direct Link を設定する
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Datasmith エクスポーター プラグインをご使用のデザイン アプリケーションにダウンロードします。プラグインには以下からアクセスできます。
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Datasmith をサポートするデザイン アプリケーション ドキュメント ページ
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Twinmotion の ホーム パネルの [Plugins (プラグイン)] タブ
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デザイン アプリケーションのウェブサイト
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デザイン アプリケーションにプラグインをインストールします。
Archicad、Revit、Rhino、SketchUp Pro から Datasmith エクスポーター プラグインをインストールする方法については以下のドキュメントを参照してください。
Twinmotion 2023.1 と Revit 2024 で、Datasmith エクスポーター プラグインは Autodesk によって管理され、Revit に組み込まれています。ダウンロードしたり、別途インストールしたりする必要はありません。
- デザイン アプリケーションで Datasmith Direct Link を設定したいシーンを開きます。
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Twinmotion で、フッターにある [Import (インポート)] をクリックし、[Import] ドックを開きます。
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[Import] ドックで インポート アイコンをクリックします。
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[Import] ウィンドウで [Direct Link] タブを選択します。
デザイン アプリケーションのシーンのファイル名が [Direct Link settings source (Direct Link 設定ソース)] フィールドに表示されます。
特定のデザイン アプリケーションでは、シーンのファイル名が [Direct Link settings source] フィールドにすぐに表示されない場合があります。ファイル名を表示するには、デザイン アプリケーションで Datasmith エクスポーター ツールバーを使用し、Auto Sync または手動の同期プロセスを開始します。
複数のデザイン アプリケーションを開いている場合、開いているシーンのすべてのファイル名が [Direct Link settings source] ドロップダウンに表示されます。この場合は使用するシーンを選択してください。
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[Options (オプション)] から [Direct Link importing (Direct Link インポート中)] オプションを選択します。インポート オプションの詳細については、「インポート オプション」を参照してください。
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[Import (インポート)] をクリックします。デザイン アプリケーションからコンテンツが Twinmotion にインポートされます。
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デザイン アプリケーションの Datasmith エクスポーター ツールバーで [Synchronize with Direct Link (Direct Link と同期)] をクリックします。Direct Link 同期プロセスが開始され、デザインアプリケーションのシーンが Twinmotion で開きます。
同期プロセスに要する時間は、同期されるデータ量や複雑さによって異なります。
複数の Direct Link を設定する
Twinmotion プロジェクトは、同時に複数のデザイン アプリケーションへの Direct Link を持つことができます。各デザイン アプリケーションごとに 1 つの Direct Link を作成できます。同じデザイン アプリケーションに複数の Direct Link が必要な場合は、Direct Link ごとにアプリケーションの個別のインスタンスを開く必要があります。
複数の Direct Link を設定するには、作成する Direct Link 別に「Datasmith Direct Link を設定する」の手順に従ってください。
Twinmotion でシーンを更新する
デザイン アプリケーションでシーンに変更を加え、デザイン アプリケーションと Twinmotion の間に Direct Link が設定されている場合は、Direct Link Auto Sync を使用して Twinmotion で自動的に、または [Synchronize with Direct Link] 機能を使用して手動でその更新ができます。
Direct Link Auto Sync 機能を使用する
デザイン アプリケーションでシーンに変更を加えるたびに、その変更は Twinmotion に自動的にリアルタイムでコピーされます。
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Direct Link Auto Sync 機能を有効にするには、デザイン アプリケーションの Datasmith エクスポーター ツールバーで [Direct Link Auto Sync] ボタンをクリックします。
有効になると、Archicad と SketchUp Pro ではボタンの背景色が水色に変わります。
Rhino の場合は、有効と無効の状態でボタンの外見は変わりません。コマンド履歴ウィンドウで [Direct Link Auto Sync] 機能のステータスを確認することができます。
有効 無効 Archicad および SketchUp Pro Rhino
Direct Link との同期機能を使用する
デザイン アプリケーションと Twinmotion の間に Direct Link が設定されていて、デザイン アプリケーションでシーンに変更を加えた場合は、Datasmith エクスポーター ツールバーから次のようにして Twinmotion のシーンを手動で更新できます。
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Datasmith エクスポーター ツールバーにある [Synchronize with Direct Link] ボタンをクリックします。
壊れたリンクを解決する
Direct Link の設定が完了すると、壊れたリンクのアイコンが [Import] ドックの Direct Link に表示される場合があります。
これはほとんど、次のような例で発生します。
- ソース ファイルのファイル名や場所が変更された。
- Direct Link のソース ファイルがデザイン アプリケーションで開かれていない。
- Direct Link のソース ファイルがデザイン アプリケーションで開かれているが、実行中の同期プロセスがない。
壊れたリンクのアイコンが表示された場合は、以下を行います。
- ソース ファイルがデザイン アプリケーションで開かれていることを確認する。
- Datasmith エクスポーター ツールバーにある [Direct Link Auto Sync] または [Synchronize with Direct Link] ボタンをクリックする。
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Twinmotion がソース ファイルをポイントしていることを確認する。
これを行うには、ドックのファイルの上にある [省略記号 (...)] をクリックし、[Direct Link settings (Direct Link 設定)] を選択して [Datasmith Import (Datasmith インポート)] ウィンドウを開き、ファイルを探します。
個別のアセットをリセットおよび再インポートする
Direct Link ワークフローを使用してインポートしたファイル内のオブジェクトを削除したり、オブジェクトやマテリアルに変更を加えたりした場合は、全体をインポートし直すのではなく、オブジェクトを再インポートし、これらのオブジェクトのみについて元の設定をリセットできます。[Import] ドックでファイルの上に表示される 省略記号 [...] をクリックし、メニューでいずれかのオプションを選択します。
オプション | 説明 |
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Reset transform on selection (選択時に変換をリセットする) | インポートされたファイル内の選択したオブジェクトを元の位置、向き、スケール、およびサイズに戻します。 |
Reset materials on selection (選択時にマテリアルをリセットする) | インポートされたファイル内の選択したオブジェクト上のマテリアルを元のマテリアルに戻します。 |
Reset properties on selection (選択時にプロパティをリセットする) | 選択済みのライトのプロパティを、最初にファイルをインポートしたときに [Light settings (ライト設定)] オプションで選択した設定に戻します。 |
Reimport deleted objects (削除されたオブジェクトを再インポートする) | 削除したインポート済みファイルのオブジェクトを再インポートします。 |