Unreal Engine でシーケンサーからレベルブループリントのイベントをトリガーする | Unreal Engine 5.3 ドキュメンテーション

イベントトラックは、主に、シーケンサーの Director ブループリント 内のブループリントスクリプトをトリガーするために使用されます。プロジェクトでは、シーケンサーからイベントを レベルブループリント などの他のブループリントでトリガーする必要がある場合があります。これを行うには、ブループリントインターフェースと Director ブループリントの追加のセットアップ手順を実行します。

このドキュメントでは、シーケンサーのイベントトラックからレベルブループリントのイベントをトリガーする方法について説明します。

前提条件

レベルシーケンスを作成して開く基本的な方法を理解していること。
イベントトラックを作成し使用する方法を理解していること。
ブループリントの基本を理解していること。

ブループリントインターフェースを作成する

まず、ブループリントインターフェースを作成します。コンテンツブラウザ で、[+Add (+追加)] をクリックして、[Blueprints (ブループリント)] > [Blueprint Interface (ブループリントインターフェース)] を選択します。アセットに名前を付けて、開きます。

ブループリントインターフェースエディタ で、このガイドの後半で特定できるように、デフォルトの関数に一意の名前を付けます。

ブループリントインターフェースの目的は、シーケンサーの Director ブループリントとレベルブループリントの間の通信を提供することです。

レベルでインターフェースを実装する

次に、レベルツールバー で レベルブループリント をクリックし、[Open Level Blueprint (レベルブループリントを開く)] を選択して、レベルブループリントを開きます。

[Class Settings (クラス設定)] を有効にし、[Details (詳細)] パネルで [Inherited Interfaces (継承したインターフェース)] の [Add (追加)] ドロップダウンメニューをクリックします。ブループリントインターフェースを特定して選択し、レベルブループリントに追加します。

implement blueprint interface in level blueprint

イベントグラフ で右クリックし、ブループリントインターフェースから イベント を追加します。イベント名は、このガイドの前半で名前を付けた関数の名前と一致します。イベントを追加し、トリガーしたいレベルブループリントのロジックに接続します。ブループリントの任意性により、このガイドではレベルブループリントのロジックが作成済みであることを前提としています。この例では、ロジックは Niagara システムをアクティブにします。

reference blueprint interface event in level blueprint logic

イベントトラックを設定する

レベルブループリント側のロジックを設定できたので、今度はその他のロジックをシーケンサーのイベントトラックで実装します。

レベルシーケンス を開き、[Add Track (+) (+ トラック)] > [Event Track (イベントトラック)] > [Trigger (トリガー)] をクリックして イベントトラック を作成します。

イベントトラック を選択し、Enter キーを押すと再生ヘッドに イベントキーフレーム が作成されます。このキーフレームをダブルクリックして、Director ブループリント を開き、キーフレームを新規 イベント にバインドします。

インターフェースを実装する

先ほどのレベルブループリントと同様に、Director ブループリント で [Class Settings (クラス設定)] を有効にし、[Details] パネルで [Inherited Interfaces] の [Add] ドロップダウンメニューをクリックします。ブループリントインターフェース を特定して選択し、レベルブループリントに追加します。