レイ トレーシング手法は、フォトリアリスティックなイメージをレンダリングするために、映画、テレビ、ビジュアライゼーション分野で使用されてきましたが、多くの場合、各イメージ (またはフレーム) をレンダリングするためには強力なコンピュータと時間が必要です。建築ビジュアライゼーションでは、多くの場合、レンダリングに何時間もかかります。映画やテレビでは、高品質の画像シーケンスをレンダリングするために数時間から数日かかることがあります。
Unreal Engine では、リアルタイム レンダリングとオフライン レンダリングの両方のパスで共有される、独自のレイ トレーシング コード ベースを使用しています。リアルタイム レイ トレーシングは、インタラクティブな体験やインゲームなどのシーンをレンダリングするためにリアルタイムで動作するように最適化されたパスです。オフライン パスは、ビルトインのパス トレーサーを使用して、シーンの妥協のないレンダリングを生成します。オフライン パスは、ムービー レンダー キュー とシームレスに連動し、きわめて高い品質のフレーム レンダリングを出力します。
これらのパスの詳細と、プロジェクトでのこれらのパスの使用方法については、以下のトピックを参照してください。
Unreal Engine でのレイ トレーシング
Unreal Engine のレイ トレーシングは次の 2 つのモードをサポートしています。
- レイ トレーシング機能をリアルタイム レンダリングの従来のラスタ手法と組み合わせたハイブリッド レイ トレーサー。
- 高品質の妥協のないレンダリング結果を実現する パス トレーサー。
システム要件
Unreal Engine のレイ トレーシング機能およびパス トレーシング機能を使用するには、次のシステム要件を満たしている必要があります。
システム要件 | |
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オペレーティング システム | Windows のビルド番号を確認するには、Windows の検索バーに「winver」と入力します。 |
GPU | DXR をサポートしている NVIDIA RTX および一部の GTX シリーズのカード (最新のデバイス ドライバを使用)。 詳細については、NVIDIA の こちらのページ を参照してください。 |
Unreal Engine のバージョン | 5.0 以降 |
Unreal Engine のレンダリング パス | ディファード パス |