ヘッド マウント ディスプレイ (HMD) をターゲットとするアプリの場合、レベル間の移行を支援するロード画面としてテクスチャを使用できます。このガイドを完了すると、画面をロードするためのブループリント ノードに精通し、それらをプロジェクトに追加する方法が理解できるようになります。
Set Loading Screen ノード
HMD で表示する前に、ロード画面を定義する必要があります。
Set Loading Screen ノードで、Texture ピンの Select Asset ドロップダウンからロード画面に使用するテクスチャを選択することができます。
Offset ベクターを変更して、HMD の位置に対するテクスチャの位置を指定します。

メディア フレームワーク によるメディア再生は XR のロード画面では現在サポートされていません。
Show and Hide Loading Screen ノード
Set Loading Screen ノードを作成したら、HMD 内に表示するために実行ピンを Show Loading Screen ノードの実行ピンに接続します。
ロード画面を表示する必要がなくなったら、Hide Loading Screen ノードの実行ピンに接続することができます。

次の操作までにロード画面が確実に表示されるように、Show Loading Screen の後に Delay ノードを使って少しだけ遅延を追加する必要がある場合もあります。
Using Loading Screen ノード
次の例では、レベル ストリーミング を使ってマップがマップ トランジションとしてロードされます。
次の手順に従って、ロード画面をプロジェクトに追加します。
-
Unreal Editor で、レベル エディタでマップを開きます。
-
[Blueprints] > [Open Level Blueprint] の順番でクリックします。
-
イベントグラフ で次のノードを追加します。
- Delay
- Set Loading Screen
- Show Loading Screen
- Load Stream Level
- Hide Loading Screen
-
Event BeginPlay ノードの出力ピンを Set Loading Screen ノードの入力ピンに接続します。
- Set Loading Screen ノードで以下を行います。
- Texture ドロップダウンからテクスチャを選択します。
- Scale 2D ベクターを (1.0, 1.0) に設定します (テクスチャを表示するにはゼロ以外の値にします)。
- ロード画面の Offset 3D ベクターを (1.0, 0.0, 0.5) に設定します。HMD ではロード画面は正面に表示されますが、ヘッドセットの場所によってずれる場合があります。
-
Set Loading Screen ノードの出力ピンを Show Loading Screen ノードの入力ピンに接続します。
-
Show Loading Screen ノードの出力を Delay ノードの入力に接続します。遅延ノードはロード画面を表示するために指定した継続時間を設定します。
-
Delay ノードの Duration パラメータを 3.0 秒に設定します。これでアプリケーション起動時にロード画面が 3 秒以上表示されるようになります。
-
Delay ノードの出力ピンを Load Stream Level ノードの入力に接続します。
-
Load Stream Level ノード上で次の操作を行います。
- Level Name パラメータをプロジェクトの別のレベルに設定します。
- Make Visible After Load を有効にします。
- Should Block on Load を有効にします。
-
Load Stream Level ノードの出力ピンを Hide Loading Screen ノードの入力に接続します。Load Stream Level ノードの後に Hide Loading Screen ノードを配置することで、レベルがロードされてから表示されるようになります。
- HMD でレベルを起動して、レベルが変わるときにロード画面が表示されるか確認します。
レベルのロードが完了するまでロード画面が非表示にならないように、ロード中のレベルの レベル ブループリント で Event BeginPlay から Hide Loading Screen を呼び出すこともできます。この方法を使用する場合は、 Load Stream Level ノードで Should Block on Load を有効にする必要はありません。 |