このページでは、Unreal Engine のハードウェア要件およびソフトウェア要件について説明します。また、Unreal Engine インストーラに含まれる前提条件インストーラによってインストールされるものについて説明します。
推奨ハードウェア
オペレーティング システム | Windows 10 64 ビット バージョン 1909 リビジョン .1350 以降、またはバージョン 2004 および 20H2 リビジョン .789 以降 |
プロセッサ | クワッドコア Intel または AMD (2.5 GHz またはそれ以上) |
メモリ | 8GB RAM |
グラフィック カード | 最新ドライバを使用する DirectX 11 または 12 対応のグラフィック カード |
一部の機能は DirectX 11 の最小要件に対応していますが、ほとんどのゲームに DirectX 12 をお勧めします。
DirectX11 は、古い PC、特に内蔵型グラフィックを搭載したノートパソコンに適しています。一方で、DirectX12 はフレームレートが高く、マルチコア処理をサポートしており、並列非同期コンピュートを提供しています。
推奨オペレーティング システム | 最新の macOS 13 Ventura |
最小オペレーティング システム | macOS 12.5 Monterey |
プロセッサ | クワッドコア Intel (2.5 GHz 以上) |
メモリ | 8GB RAM |
ビデオ カード | Metal 1.2 対応のグラフィック カード |
オペレーティング システム | Ubuntu 22.04 |
プロセッサ | クワッドコア Intel または AMD (2.5 GHz またはそれ以上) |
メモリ | 32 GB RAM |
ビデオ カード | NVIDIA GeForce 960 GTX 以上 (最新の NVIDIA バイナリ ドライバー) |
ビデオ RAM | 8 GB 以上 |
RHI バージョン | Vulkan: AMD (21.11.3+) および NVIDIA (515.48+) |
Nanite や Lumen などの Unreal Engine 5 のレンダリング機能を最大限に活用するには、このページの「UE5 のレンダリング機能の要件」を参照してください。
最小ソフトウェア要件
エンジンまたはエディタを実行するための最小要件は以下のとおりです。
Unreal Engine の実行 | |
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オペレーティング システム | Windows 10 |
DirectX ランタイム | DirectX エンドユーザー ランタイム (2010年6月) |
Unreal Engine の実行 | |
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推奨オペレーティング システム | 最新の macOS 13 Ventura |
最小オペレーティング システム | macOS 12.5 Monterey |
Unreal Engine の実行 | |
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オペレーティング システム | CentOS 7.x 以降の合理的な新しい Linux ディストリビューション |
Linux Kernel バージョン | kernel 3.x 以上 |
追加の依存関係 | glibc 2.17 以上 |
Unreal Engine を使用して開発するプログラマーの要件は、次のとおりです。
Unreal Engine を使用した開発 | |
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「Unreal Engine の実行」に必要なすべての要件 (自動インストール) | |
Visual Studio バージョン | Visual Studio 2022 |
iOS アプリ向けの開発 | |
iTunes バージョン | iTunes 12 以降 |
Windows での開発には Visual Studio が推奨されますが、Unreal Engine では VS Code と Rider もサポートしています。
Unreal Engine を使用した開発 | |
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推奨される Xcode バージョン | 14.1 以降 |
最小 Xcode バージョン | Xcode 14.1 |
macOS での開発には Xcode が推奨されますが、Unreal Engine では VS Code と Rider もサポートしています。
Unreal Engine を使用した開発 | |
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オペレーティング システム | Ubuntu 22.04、CentOS 7 |
コンパイラ | clang 16.0.6 |
オプション | |
IDE | Visual Studio Code、Rider |
前提条件インストーラによってインストールされるソフトウェア
Unreal Engine には、いくつかの DirectX コンポーネントと Visual C++ 再頒布可能パッケージを含む、エディタとエンジンを実行するために必要なすべてをインストールする前提条件インストーラが含まれています。Epic Games Launcher から Unreal Engine をインストールすると、Launcher はこれらの必須コンポーネントを自動的にインストールします。ただし、ソースから Unreal Engine をビルドする場合、また、特別な目的 (Swarm Agent) として挙動する新しいコンピュータを設定するなど) のために Unreal Engine のすべての必須コンポーネントを備えたコンピュータを準備する場合は、前提条件インストーラを自分で実行しなければならない場合があります。
インストーラは、Unreal Engine のインストール場所の「Engine/Extras/Redist/en-us
」フォルダにあります。
32 ビット プラットフォームのサポートは、Unreal Engine 5 ですべて削除されました。
Perforce を使って Unreal Engine のソースコードを取得する場合は、Perforce レポジトリの同じ「Engine/Extras/Redist/en-us
」フォルダの中にコンパイル済みバイナリが入っています。インストーラのソースは、「Engine/Source/Programs/PrereqInstaller
」の下にあります。
以下の表は前提条件インストーラのインストール対象ソフトウェアです。
DirectX コンポーネント | Visual C++ Redist |
---|---|
XInput 1.3 (2007年4月) | Visual C++ 2010 CRT |
X3DAudio 1.7 (2010年2月) | Visual C++ 2010 OpenMP ライブラリ |
XAudio 2.7 (2010年6月) | Visual C++ 2012 CRT |
D3D コンパイラ 4.3 (2010年6月) | Visual C++ 2013 CRT |
D3DCSX 4.3 (2010年6月) | Visual C++ 2015 CRT |
D3DX9 4.3 (2010年6月) | Microsoft Visual C++ 2015-2022 再頒布可能パッケージ |
D3DX10 4.3 (2010年6月) | |
D3DX11 4.3 (2010年6月) |
このリストで最も重要な DirectX コンポーネントは、XInput、X3DAudio、および XAudio の依存関係です。これらは DirectX (デフォルトでは Windows とともに配布されない) の標準インストールには含まれていないため、手動でインストールするか、アプリケーションとともに配布する必要があります。
DirectX 12 が必要な Unreal Engine の一部の機能は、(最低でも) Windows 10 バージョン 1703 (Window Creator Update) が必要です。Nanite、仮想シャドウ マップ、および Lumen などの機能をサポートする最高のエクスペリエンスを実現するために、Windows 10 バージョン 2004 または 20H2 を使用することをお勧めします。
グラフィック カード ドライバ
各カード メーカーの最新の安定版リリースの使用を推奨します。
パフォーマンスに関する注記
以下の仕様は、Epic で使用される典型的なシステム (Lenovo P620 Content Creation Workstation、標準版) を示しています。Unreal Engine 5 でゲームを開発するための合理的なガイドラインを提供しています。
• オペレーティング システム:(2h22) • 電源:電源ユニットごとに 1000W • RAM:128GB DDR4-3200 • プロセッサ:AMD Ryzen Threadripper Pro 3975WX Processor - 128MB キャッシュ、3.5 GHz base / 4.2 GHz turbo、32 コア / 64 スレッド、280w TDP • OS ドライブ 1 TB M.2 NVMe3 x4 PCI-e SSD • DATA Drive 4 TB Raid Array - Raid 0 に 2 x 2TB NVMe3 x4 PCI-e SSD • GPU:Nvidia RTX 3080 - 10GB • NIC 1GBPS on-board + Intel X550-T1 10G PCI-e イーサーネット アダプタ • TPM 対応
Xoreax Incredibuild (開発ツール パッケージ) を使用できない場合、12 から 16 コアのマシンでコンパイルすることをお勧めします。
UE5 のレンダリング機能の要件
Unreal Engine の一部のレンダリング機能の要件は、最小仕様と異なっています。
UE5 機能 | システム要件 |
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Lumen のグローバル イルミネーションおよび反射 | ソフトウェア レイ トレーシング
ハードウェア レイ トレーシング
詳細については、「Lumen の技術的詳細」を参照してください。 |
Nanite 仮想化ジオメトリ |
詳細については、「Nanite 仮想化ジオメトリ」を参照してください。 |
仮想シャドウ マップ |
詳細については、「仮想シャドウ マップ」を参照してください。 |
テンポラル スーパー解像度 | Shader Model 5 をサポートする任意のビデオ カードで実行されますが、シェーダーごとの 8UAV の制限はパフォーマンスに影響を及ぼします。テンポラル スーパー解像度のシェーダーは、Shader Model 6 をサポートする D3D12 で 16 ビットの型を有効にしてコンパイルします。 詳細は、「テンポラル スーパー解像度」を参照してください。 |
UE5 機能 | システム要件 |
---|---|
Lumen のグローバル イルミネーションおよび反射 | ソフトウェア レイ トレーシング
ハードウェア レイ トレーシング
詳細については、「Lumen の技術的詳細」を参照してください。 |
Nanite 仮想化ジオメトリ |
詳細については、「Nanite 仮想化ジオメトリ」を参照してください。 |
仮想シャドウ マップ |
詳細については、「仮想シャドウ マップ」を参照してください。 |
テンポラル スーパー解像度 |
詳細は、「テンポラル スーパー解像度」を参照してください。 ランタイム負荷に注意してください。詳細については、技術ブログの「アンチエイリアシングのパフォーマンス」のセクションを参照してください。 |
UE5 機能 | システム要件 |
---|---|
Lumen のグローバル イルミネーションおよび反射 | ソフトウェア レイ トレーシング
ハードウェア レイ トレーシング
詳細については、「Lumen の技術的詳細」を参照してください。 |
Nanite 仮想化ジオメトリ |
詳細については、「Nanite 仮想化ジオメトリ」を参照してください。 |
仮想シャドウ マップ |
詳細については、「仮想シャドウ マップ」を参照してください。 |
テンポラル スーパー解像度 | Shader Model 5 をサポートする任意のビデオ カードで実行されますが、シェーダーごとの 8UAV の制限はパフォーマンスに影響を及ぼします。テンポラル スーパー解像度のシェーダーは、Shader Model 6 をサポートする D3D12 で 16 ビットの型を有効にしてコンパイルします。 詳細は、「テンポラル スーパー解像度」を参照してください。 |