クラス ビューア では、エディタで使用するクラスの階層リストを調べることができます。このツールでは、ブループリントを作成して編集のために開くことができます。関連する C++ ヘッダー ファイルを開くか、選択したクラスに基づき新規 C++ クラスを作成することができます。
クラスビューアを開く
クラス ビューアは Window -> Developer Tools -> Class Viewer オプションの順序で開くことができます。

クラスビューアのインターフェース
クラス ビューアは以下の 3 つの領域から構成されています。

メニューバー
フィルター
- Actors Only - ツリーをフィルタリングして Actor クラスの子供のみ表示します。
- Placeable Only - ツリーをフィルタリングして配置可能な Actor クラスのみを表示します。
- Blueprint Bases Only - ツリーをフィルタリングしてブループリント作成可能な Blueprint ベースのみを表示します。
表示
- Expand All - ツリー全体を展開して全ての子供を表示します。
- Collapse All - ツリー全体を折りたたんで全ての子供を隠します。
検索
検索バーで名前ごとにクラスをフィルタリングできます。1 つの単語を検索する場合、部分一致さえすればフィルタリングされ、結果がハイライト表示されます。フィルタリングに失敗したアイテムは、子供がフィルタリングされた場合はグレイアウトし、そうでなければ完全に除外されます。

複数の単語の場合は、いずれかの単語が部分一致するとフィルタリングされます。複数の単語検索の場合、ハイライトは利用できません。

クラスツリー
フィルタリングと検索の両方にパスしたクラス間の親子関係を表示する領域です。各アイテムは 2 つに分類されます。

クラス名
クラス名です。青いアイテムは Blueprint クラスで、白いアイテムは Blueprint ではないクラスです。
コンテキストメニュー
コンテキスト メニューは をクリックするか、ブループリントまたはコードのクラスを 右クリック すると開きます。
を表示してコンテキスト メニューを表示するためにクラスを読み込む (右クリック する) 必要があります。コンテキスト メニューで利用可能なオプションは、選択しているクラスのタイプによって変わります。
クラス タイプ | オプション | 説明 |
---|---|---|
Blueprint Class |
[REGION:plain_list]
|
[REGION:plain_list]
|
Code Class |
[REGION:plain_list]
|
[REGION:plain_list]
|
ドラッグ&ドロップ
Blueprint クラスのアクタをビューポートにドロップするとアクタがシーンに追加されます。クラスを正常にドラッグすると、掴んでいるクラスがマウスに表示されます。1 度にドラッグできるクラスは 1 つです。

ビューポートの他にも、クラスは [Details (詳細)] ウィンドウのコンボ ボックスにドロップすることもできます。コンボボックスと結びついているクラスの子供であるクラスのみが問題なくドロップできる場合もあります。GameMode の子供クラスをドロップする [ワールドプロパティ] の [詳細] ウィンドウや GameMode Override がその例です。

読み込まれていないクラスはコンボボックスには表示されません。コンボボックスにクラスをドロップするとクラスが強制的に読み込まれます。
クラスピッカーを使用する
クラスピッカーはクラスビューアをコードのみで使用するように切り替えるモードです。スタティックメッシュの変換や、新規ブループリントの親の選択など、利用可能なクラスのリストを表示するために使用します。様々な方法で、希望する結果を表示するようにクラスピッカーを設定することができます。
クラスビューアやクラスピッカーを配置する時は、高さにある程度の制限をかけるようにしてください。クラスビューアやクラスピッカーには数多くのクラスが含まれることがあるため、制限をかけないと全てをレンダリングしようとして画面が拡大します。利用可能な領域に全てのアイテムを表示できない場合は、スクロールバーが自動的に表示されます。
クラスピッカーのオプション
FClassViewerInitializationOptions はクラスピッカーを初期化するために使用され、最大限に活用するために特筆すべき重要なオプションがたくさんあります。
- Mode - オプションは 2 つあります。ClassPicker と ClassBrowsing です。デフォルトで ClassPicker に設定されており、ClassBrowsing は通常のクラスビューアのようにスポーンします。ほとんどのオプションはクラスビューアでは機能しません。
- DisplayMode - オプションは 2 つあります。TreeView (ツリービュー) と ListView (リストビュー) です。リストビューは表示されているクラスのシンプルな一覧である一方、ツリー ビューはクラス間の親子関係を表示します。
一般的なフィルタ
- bIsActorsOnly - 表示されるクラスを AActor の子供に制限します。
- bIsPlaceableOnly - ゲーム ワールドに置くことができるものに表示されるクラスを制限します。この値が true の場合、bIsActorsOnly が true と仮定されます。
- bIsBlueprintBaseOnly - 表示されるクラスを Blueprint ベースに制限します。
- bShowUnloadedBlueprints - カスタム フィルタのため親がフィルタリングで 除外 されていても、ロードされていないブループリントを表示します。
- bShowNoneOption - クラスピッカーの [None] オプションを表示し、クラスビューアには何も行いません。アイテムがピックされると、NULL クラスが渡されます。
bIsBlueprintBaseOnly はブループリントが作成できるクラスにリストを制限する場合に便利です。