時間拡張トラック を使用すると、シネマティック シーケンスを速くしたり遅くしたりできます。また、シーケンスにタイム ワープ エフェクトを追加するためにキーフレームを追加できます。
このドキュメントでは、時間拡張トラックを作成、使用、およびその理解を深める方法について説明します。
前提条件
-
レベル シーケンス アセットを作成して開いている。
-
時間拡張エフェクトをプレビューするためのアニメートされたアクタがシーケンサーにある。
作成する
時間拡張トラックを作成するには、シーケンサの [+ Track (+ トラック)] ドロップダウン メニューをクリックし、 [Time Dilation Track (時間拡張トラック)] を選択します。
1.0 の値の時間拡張トラックが作成されます。この値は、ゲームのシミュレーションのデフォルトの速度です。
使用方法
シーケンスの再生中にトラックの値を変更することで、異なる再生速度でプレビューできます。
また、シーケンスにタイム ワープ エフェクトを作成するため、時間拡張トラックにキーフレームを設定できます。
トラックを選択し、「Enter」キーを押すと最初のキーフレームが追加されます。続いて、タイムラインに沿って時間マーカーを動かすと時間拡張の値が変化します。これにより、この設定値で新しいキーフレームが自動的に作成されます。
時間拡張エフェクト
時間拡張トラックは、シネマティックに含まれる単なるトラック以上の効果を発揮します。また、レベル内のすべてのシミュレーションのグローバルな時間スケールを遅くします。つまり、レベル内のマテリアルやパーティクルなどのすべてのダイナミック オブジェクトのシミュレーション速度は、シーケンス内でトラックによって参照されているかどうかにかかわらず、時間拡張による影響を受けます。
以下の例は、 パーティクルのシミュレーション速度 と背景の雲の パニングするテクスチャ に影響を与える時間拡張トラックを示しています。これらのアセットは、シーケンサ内のどのトラックにも直接参照されていません。
