Unreal Engine 5 で作成するあらゆる種類の体験には、ゲームでもゲーム以外の場合でも、ユーザーがそれを表示することができるカメラが最低 1 つ必要です。Unreal Engine はこの目的のために使用できるさまざまな種類の カメラ アクタ を備えています。
Unreal Engine では、次のタイプのカメラ アクタを使用できます。
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カメラ アクタ。固定また可動ビューポイントとして使用できる汎用タイプのカメラです。
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Cine カメラ アクタ。シネマティックスの作成に使用する特殊なタイプのカメラです。詳細については、「Cine カメラ アクタ」ページを参照してください。
Unreal Engine では、カメラ アクタに加えて、以下のタイプのアクタを使用してカメラを操作することができます。
アクタのタイプ | 説明 | 参考文献 |
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Camera Blocking Volume (カメラ ブロッキング ボリューム) | カメラが特定のボリュームに入るのを防ぎます。たとえば、壁またはその他の環境によって、カメラがクリッピングされるのを防ぐのに役立ちます。 | |
Camera Rig Crane (カメラ リグ クレーン) | ブーム アームまたはカメラのジブ システムをエミュレートします。ジブ システムは、クレーン ショットを作成するために使用されます。クレーンは、水平軸および垂直軸を中心に回転させることができます。また、必要に応じて拡張できます。 | カメラ リグ |
Camera Rig Rail (カメラ リグ レール) | カメラのドリー システムをエミュレートします。ドリー システムは、トラッキング ショットを作成するために使用されます。レールのトラックの長さと曲率は、ッショットのニーズに合わせて変更できます。 | [カメラ リグ |
Level Sequence Actor (レベル シーケンス アクタ) | これはレベル シーケンス アセットのコンテナとして機能します。レベル シーケンス アセットはコンテンツ ブラウザにあり、シーケンサーのデータが格納されています。このデータにはトラック、カメラ、キーフレーム、アニメーションが含まれます。これは、レベルにデータをバインドするために、レベル シーケンス アクタ に割り当てられます。 | シーケンサーの概要 |
Camera アクタを配置する
カメラ アクタは アクタを配置パネル から配置します。レベルにカメラを追加するには、[Place Actors] パネルでカメラを見つけて、レベル ビューポートにドラッグアンドドロップします。
カメラ アクタをプレビューする
カメラ アクタ (または、カメラ コンポーネントを含むブループリント) を選択すると、レベル ビューポートで別のプレビュー ウィンドウが開きます。このウィンドウに現在選択されているカメラが「見ている」ものが表示されます。
カメラ アクタのプレビュー ウィンドウ。画像をクリックするとフルサイズで表示されます。