Unreal Editor for Fortnite (UEFN) の Lighting Scalability Manager は、特定のスケーラビリティ設定 (Cinematic、Epic、High、Medium、Low) に基づいてライトおよびポストプロセス ボリュームの表示/非表示を切り替えます。これにより、ライティングをプラットフォームや状況ごとにカスタマイズおよび最適化できるようになります。
Lighting Scalability Manager の舞台裏では、グローバルイルミネーション品質 の変化がリッスンされています。
Lighting Scalability Manager を使用する
Lighting Scalability Manager は、コンテンツ ブラウザ の [All (すべて)] > [Fortnite (フォートナイト)] > [Lighting (ライティング)] > [Tools (ツール)] にあります。
Lighting Scalability Manager の使用方法:
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コンテンツ ブラウザ の検索バーで「Lighting Scalability Manager」を検索し、Lighting Scalability Manager のサムネイルをビューポートにドラッグします。シーンではそのサムネイルが エディタ アイコン で置き換えられます。
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ツールバーにある [Actor (アクタ)] ドロップダウン メニューを開き、シーンに追加するライト アクタを選択します。
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アウトライナーで、ライティング アクタの名前を Low に変更します。
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アウトライナーで、そのライティング アクタをあと 2 つ 複製し、それらの名前を次のように変更します。
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Medium
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High
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アウトライナーで Lighting Scalability Manager を選択すると、Lighting Scalability Manager のオプションが [Details (詳細)] パネルに表示されます。アクタ配列要素 ([+]) アイコンをクリックして、アクタ配列に要素を追加します。
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[Details] パネルで、Array Index プロパティの横にある 矢印 をクリックします。そうすると、[Actor Options (アクタオプション)] パネルが開きます。
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[Actor (アクタ)] ドロップダウン メニューを選択し、リストからいずれかの ライト アクタ を選択します。
別の方法として、矢印の横にあるスポイト アイコンをクリックし、ビューポートにロードするオブジェクトを選択することもできます。
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ライティングのスケーラビリティを Low、Medium、High、Epic、Cinematic のどれにするかに応じて、アクタの適切なスケーラビリティ設定をオンにします。 そのライト アクタを結び付けられない他のスケーラビリティ設定をオフにします。
次の図では、PointLight_Low が、パフォーマンスの低いプラットフォーム向けの Low 設定と結び付けられています。
このアクタは、関連付けられているスケーラビリティ設定を利用するプラットフォームでのインゲームで期待どおりに動作します。
手順 5 ~ 7 を繰り返して、他の 2 つのライティング アクタのスケーラビリティを設定します。複数のプラットフォームでプレイテストして、Lighting Scalability Manager の動作を確認します。
Lighting Scalability Manager のオプション
Lighting Scalability Manager のオプションを以下に示します。
| 数字 | オプション | 説明 |
|---|---|---|
| 1. | Refresh Scalability (スケーラビリティをリフレッシュ) | エディタでのスケーラビリティ設定をリフレッシュします。 |
| 2. | Actor Array Element (アクタ配列要素) アイコン | アクタ オプションに配列フィールドを追加します。 |
| 3. | Delete (削除) アイコン | アクタ オプションからアクタ配列を削除します。 |
| 4. | [Actor] ドロップダウン メニュー | 選択されたアクタをスロットにロードします。 |
| 5. | スケーラビリティのチェックボックス | アクタのスケーラビリティを選択または選択解除します。 |
| 6. | Use Selected Actor (選択アクタを使用) アイコン | レベル エディタから選択されたアクタを使用します。 |
| 7. | Select and Frame Actor (アクタの選択とフレーミング) アイコン | ビューポートでアクタを選択およびフレーミングします。 |
| 8. | [Pick Actor (アクタを選択)] アイコン | ビューポートからアクタを選択します。 |
アクタで使用するスケーラビリティ設定に合わせて、アクタの名前を変更します。たとえば、PointLight_00_CineEpicHigh と PointLight_00_Medium_Low にします。どちらもプレフィックス「PointLight_00_」が使用されていますが、使用されているスケーラビリティ設定を表すようにサフィックスが異なっています。
カスタム室内照明の例
特定のスケーラビリティ設定に従ってライトの表示/非表示を切り替えることができます。そうすることで、プラットフォームに関係なく一貫性のあるユーザー体験が得られるように、それぞれのスケーラビリティ設定に合わせたカスタム室内照明を使用できるようになります。
次のスケーラビリティの例のように、ライト アクタの複製と Lighting Scalability Manager を使用することで、ライトのプールとカラーを調和させます。
スケーラビリティが使用されていない
このカスタム室内照明の例では、窓がなくライトの数が少ないプレハブ建築内で ティルテッド タワー マップ を使用して、Lighting Scalability Manager の威力を示しています。
上図は、Lighting Scalability Manager のスケーラビリティ設定を追加せずに Cine_Spotlight で使用されている Lighting Scalability Manager の例です。
スケーラビリティが使用されている
Low スケーラビリティでは、シーンのライティングを調和させることに関しては何もできません。しかし、Medium および High の設定では Lighting Scalability Manager を使用して、シーンのライティングをより適切に調和させることに関してできることがあります。
スポット ライト を、テレビ 用に 3 つ、Medium スケーラビリティ用に 1 つ、High スケーラビリティ用に 1 つ、Epic/Cinematic スケーラビリティ用に 1 つ作成します。
ポイント ライト を、卓上スタンド 用に 2 つ、Medium スケーラビリティ用に 1 つ、High スケーラビリティ用に 1 つ作成します。
スポットライト用の Lighting Scalability Manager を次のように設定します。
| アクタの設定 | スケーラビリティ設定 | 説明 | 画像 |
|---|---|---|---|
SpotLight_Medium 光度:80.0 cd |
Medium (中) | この設定は、いくつかのシャドウ ライティングのハイライトで地面を照らす場合に効果的に機能します。 | [CAPTION] Medium SpotLight [/CAPTION] |
SpotLight_High 光度:12.0 cd |
High (高) | この設定は、いくつかのライティングのハイライトで地面を照らす場合に効果的に機能します。 | [CAPTION] High SpotLight [/CAPTION] |
SpotLight_Epic 光度:8.0 cd |
Epic、Cinematic (シネマティック) | この設定は、いくつかのリアルなライティングのハイライトで地面を照らす場合に効果的に機能します。 | [/CAPTION] Epic/Cine SpotLight [/CAPTION] |
画像をクリックすると拡大表示されます。
こうすることで、ライトの光度とカラーを各スケーラビリティ設定にわたって調和させて、複数のプラットフォームを使用するすべてのプレイヤーにとってシーンができる限り似たように調和するようにできます。
ポイント ライト用の Lighting Scalability Manager を次のように設定します。
| アクタの設定 | スケーラビリティ設定 | 説明 | 画像 |
|---|---|---|---|
PointLight_Medium 光度:10.0 cd |
Medium | この設定は、壁へのフィル ライティングおよび濃い目のシャドウを与える場合に効果的に機能します。 | [CAPTION] Medium PointLight [/CAPTION] |
PointLight_High 光度:0.05 cd |
High | この設定は、フォグのハイライトによる壁へのフィル ライティングおよび濃い目のシャドウを与える場合に効果的に機能します。 | [CAPTION] High PointLight [/CAPTION] |
下記のさまざまなスケーラビリティ ライトアクタを使用して、Light Scalability Manager の結果を確認できます。スケーラビリティ設定を使用しない場合と、ライト アクタごとに適切なスケーラビリティを調整した場合の、Lighting Scalability Manager の結果を示しています。
Epic スケーラビリティ


High スケーラビリティ


Medium スケーラビリティ


Low スケーラビリティ


Low スケーラビリティでは、Lighting Scalability Manager でどの設定が使用されていてもこのように見えます。
Lighting Scalability Manage を使用すると、カスタム ライティングを使用して、Lumen に対するさまざまなスケーラビリティでシーンに調和させることができるようになります。
複数使用の例
複数の Lighting Scalability Managers を使用して、カスタム ライティングをさらに整理および分類し、適切と思う名前を付けることができます。
たとえば、下記の同様の例では、2 つの Lighting Scalability Managers が使用されています。1 つ目は「_SpotLight」という名前で、2 つ目は「_PointLight」という名前です。これらのライトは、上記の例と同じようにロードされ、ライトごとにスケーラビリティが割り当てられています。

