Wrap Box ウィジェットを UI レイアウトに追加して、子ウィジェットの配置を調整することができます。配置の調整は左から右へ行います。幅を超えたウィジェットは、次の行に配置されます。
このページでは、UI レイアウトで Wrap Box ウィジェットの使用と配置調整に関する基本情報を提供します。さらに、Unreal Motion Graphics UI Designer (UMG) を使用して、以下の Wrap Box ウィジェットの使用と配置調整の例をよく理解してください。
詳細パネル
Wrap Box 内に配置されたウィジェットの [Details (詳細)] パネルには、以下で説明するウィジェットの機能を調整するために使用可能ないくつかの設定があります。

オプション | 説明 |
---|---|
Padding (パディング) | スロットとスロットに入っているコンテンツとの間のパディング領域を設定します。 |
Fill Empty Space | 行の残りのスペースをスロットが満たすべきかを決めます。 |
Fill Span when Less Than | ラップボックスで利用可能な合計スペースが指定した閾値よりも低くなるかどうかを示し、スロットは行全体を埋めようとします。値 0 は何も埋められないことを示します。 |
Horizontal Alignment (水平整列) | オブジェクトの水平方向のアライメントを設定します。 |
Vertical Alignment (垂直整列) | オブジェクトの垂直方向のアライメントを設定します。 |
Force New Line | 現在のスロットの開始位置を改行で設定します。 |
使用例
Wrap Box はコンテナの幅に合わせてコンテナ内のアイテムを、均一なスペースで一列に並べ、その中のコンテンツを自動的にフォーマットする場合に役立ちます。
例えば、いくつかのアイテムがプレイヤーに提示される "shop" 画面のようなものを作成した以下の画像を考えます。

上の白い画像は、プレイヤーがアイテムをクリックし、購入ボタンをクリックすると購入できる様々なアイテムを表します。この例では、購入されるとショップからアイテムを取り除き、「販売」ボタンが押されたときにアイテムが追加されるようにします (もちろん、ポップアップ メニューで販売したいアイテムを選択したいかもしれませんが、この例は考え方を示すものです)。
例えば、アイテムを購入および取り除くと、ウィンドウは以下のように更新されます。
アイテムの「販売」と同様に以下のようにアイテムを追加します (ウィンドウの最大幅に到達すると自動的にラップします)。
ウィンドウをリサイズする場合に、その中の配置を保つためにも使用できます。
Wrap Box は、その中のウィジェットを整理する場合に幅だけをチェックして決めます。Wrap Box を Scroll Box と組み合わせて使用することもできます。Scroll Box は、ウィンドウ内のウィジェットの表示が切れてしまう場合にスクロールバーを追加し、残りのウィジェットをスクロールして見ることができるようにします。