3ds Max リボン
Datasmith 3ds Max Exporter プラグインをインストールすると、3ds Max リボンに [Datasmith] タブが追加されます (3ds Max のドキュメントの「リボンを使用する」を参照)。3ds Max 用の Datasmith のすべてのツールと設定には、このリボンからアクセスできます。

3ds Max リボンの [Datasmith] タブ
Direct Link パネル
オプション | 説明 |
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Synchronize (同期) | ローカルの Direct Link キャッシュ ディレクトリに 3ds Max のシーンまたは選択をプッシュします。 Unreal Engine (とその他のターゲット アプリケーション) はキャッシュを監視し、変更を検出するとインポートされたシーンを更新します。 Direct Link キャッシュ ディレクトリの場所は変更できます。詳細については、「Direct Link キャッシュ ディレクトリを変更する」を参照してください。 |
Toggle Auto Sync (自動同期を切り替える) | 有効にすると、変更のたびに Datasmith によって Direct Link キャッシュに 3ds Max のシーンが自動的にプッシュされます。 Unreal Engine は、キャッシュの変更を検出するたびにシーンを再インポートします。 |
Connections (接続) | [Datasmith Direct Link Connection Status] ウィンドウ を開きます。 |
File Export パネル
オプション | 説明 |
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Export (エクスポート) | Unreal Engine、Twinmotion などの Unreal Engine ベースのアプリケーション、または Unreal Engine のランタイム アプリケーションにインポートできる .udatasmith ファイルに 3ds Max のシーンをエクスポートします。Datasmith は、表示されているオブジェクトのみをインポートします。 |
Export Selected (選択されたものをエクスポート) | Unreal Engine、Twinmotion などの Unreal Engine ベースのアプリケーション、または Unreal Engine のランタイム アプリケーションにインポートできる .udatasmith ファイルに 3ds Max のシーンの現在選択されているオブジェクトをインポートします。Datasmith は、表示されているオブジェクトのみをインポートします。 |
Animated Transforms (アニメートされたトランスフォーム) | Datasmith エクスポータがオブジェクトをアニメートされた 3D トランスフォームで処理する方法を指定します。
アニメーション データは Datasmith インポータによって レベル シーケンス に変換されます。これにより、Unreal Engine 内でアニメーションを再生できます |
Settings パネル
オプション | 説明 |
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Limit Texture Resolution (テクスチャ解像度を制限) | Datasmith が Unreal Engine にインポートするためにプロシージャル テクスチャを画像にベイクすると、この設定によってベイクされた画像の最大ピクセル数が指定されます。指定可能な値の範囲は、4,000 (4,096 ピクセル) ~ 1,600 万 (16 メガピクセル) です。 たとえば、この値を 4,000 に設定すると、Datasmith は 4,096 ピクセル (64x64、128x32px など) を含む解像度にテクスチャを制限します。 この設定は、たとえば、バンプ マップやディフューズ マップなどとして割り当てられた TIFF または JPEG ファイルのラスタ テクスチャのサイズには影響しません。 |
Export XRef Scenes (XRef シーンをエクスポート) | エクスポートされる .udatasmith ファイルに XRef シーンを含めるかどうかを指定します。XRef シーンは外部から参照されるシーンであり、現在のファイルに表示されますが、他の MAX ファイルから一時的にロードされます。 詳細については、3ds Max のドキュメントの「XRef シーン」を参照してください。 |
Tools パネル
オプション | 説明 |
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Messages (メッセージ) | [Datasmith Messages (Datasmith メッセージ)] ウィンドウ を開きます。 |
Add Datasmith Attributes Modifier (Datasmith 属性モディファイアを追加) | 現在選択されているオブジェクトに Datasmith 属性モディファイアを適用します。 Datasmith 属性モディファイアは、Datasmith が特定のオブジェクトをエクスポートする方法をカスタマイズするためのオプションを提供します。詳細については、「オブジェクトごとの変換設定」を参照してください。 |
[Datasmith Direct Link Connection Status] ウィンドウ
[Datasmith Direct Link Connection Status] ウィンドウには、3ds Max の現在のインスタンスと Unreal Engine または Twinmotion のようなその他の Unreal Engine ベースのアプリケーション間の接続が一覧表示されます。
リスト内のアイテムにマウス カーソルを合わせると、接続の追加情報を含むツールチップが表示されます。
このウィンドウには、Direct Link キャッシュ ディレクトリを設定するためのオプションも用意されています。詳細については、「Direct Link キャッシュ ディレクトリを変更する」を参照してください。

3ds Max の [Datasmith Direct Link Connection Status] ウィンドウ
[Datasmith Messages] ウィンドウ
[Datasmith Messages] ウィンドウには、3ds Max から Unreal Engine へのエクスポートに関する情報が表示されます。シーンまたは選択をエクスポートすると、このウィンドウにエクスポートに関するいくつかの統計とコンテンツの問題のレポートが表示されます。通常は、エクスポータによる変換が不完全であったものや、3ds Max と同じように Unreal Engine では表示されない可能性があるものが通知されます。

3ds Max の [Datasmith Messages] ウィンドウ
Direct Link の統計を有効にする
デフォルトでは、[Datasmith Messages] ウィンドウには、.udatasmith
ファイルをエクスポートしたときにのみエクスポートの統計が表示されます。Direct Link Sync および AutoSync のエクスポートの統計を有効にするには、MaxScript コンソール ウィンドウに次のコマンドを入力します。
Datasmith_SetExportOption_StatSync true