このページでは Switchboard の変更可能な設定について説明します。
Switchboard プラグインの設定
Switchboard プラグインの設定にアクセスするには、Unreal Editor のメインメニューで [Edit (編集)] > [Project Settings (プロジェクト設定)] > [Plugins (プラグイン)] > [Switchboard] を選択します。

このプラグインの設定で OSC Listener を設定することができます。Switchboard には Take Recorder を使用できる OSC Listener が必要です。詳細については、「Switchboard でテイクを記録する」を参照してください。 Switchboard プラグインの [Editor Preferences (エディタの環境設定)] で、Switchboard を起動して、必要なすべての依存関係をインストールする方法を設定することができます。以下の表で、[Editor Preferences] で設定可能なパラメータについて説明します。

パラメータ | 説明 |
---|---|
Switchboard | |
Virtual Environment Path | Switchboard が使用するデフォルト バージョンは Python 3.7.7 です。別のバージョンの Python を使用する場合は、マシン上の別の Python インタープリタを指すようにこのフィールドを変更します。 |
Switchboard Listener | |
Listener Commandline Arguments | SwitchboardListener には次の引数を指定します。
|
Launch Switchboard Listener on Login | 有効にすると、コンピュータにログインするたびに、ローカル マシンでSwitchboard Listener が起動されます。 |
Switchboard の設定
プロジェクトの初期設定時に追加した値など、すべてのデバイス プラグインに共通する設定は [Settings (設定)] パネルの [General (一般)] セクションにあります。デバイスを追加すると、そのデバイスの設定が [Settings] パネルに追加されます。また、左側に表示されるタブで、デバイスの種類で設定を絞り込むことができます。

一般設定の一部はデバイス設定にも存在するため、必要に応じてデバイスごとに値をオーバーライドできます。特定のデバイスで設定をオーバーライドすると、異なる背景色で表示されます。このオーバーライドを維持する限り、そのデバイスの該当設定はグローバルな設定を変更した後も維持されます。このオーバーライドを維持する限り、そのデバイスの該当設定はグローバルな設定を変更した後も維持されます。

次のセクションでは、[Settings] パネルで変更可能な設定をすべて説明します。
設定全般
パラメータ | 説明 |
---|---|
Config Path | Switchboard のコンフィグ ファイルが格納されているパス。これらのファイルには、Switchboard の状態がすべて保存されています。 |
IP Address | Switchboard で実行中のマシンと、内部 OSC サーバーの IP アドレス。Switchboard で実行中のコンピュータがネットワーク コントローラーを複数持つ場合は、ここでアドレスを変更します。 |
Transport Path | 現在、Switchboard では使用しません。 |
Listener Executable Name | Switchboard Listener アプリケーションを起動する際に使用するプログラム名。 |
プロジェクト設定
パラメータ | 説明 |
---|---|
Project Name | Switchboard のプロジェクト名。設定とデバイスを保存するファイル名の基礎として使用します。 |
UProject | UE のプロジェクト ファイルに対するローカル パス。 |
Engine Directory | Unreal Engine ディレクトリに対するローカル パス。 |
Build Engine | Switchboard でエンジンをソースからビルド可能にするフラグ。 |
Map Path | Switchboard の [Level] ドロップダウンに表示する、 [Content (コンテンツ)] フォルダからマップへの相対パス。 |
Map Filter | [Level] ドロップダウンに表示するマップを制限するファイル フィルター。 |
OSC | |
OSC Server Port | Switchboard で OSC サーバーがリッスンするポート。 |
OSC Client Port | Unreal Editor で指定した OSC クライアントのポート。 |
Source Control (ソース コントロール) | |
Workspace Name | デポ プロジェクト パスにマップする Perforce ワークスペース名。 |
Perforce Project Path | UProject で指定した Unreal プロジェクトの Perforce デポ パス。指定する必要があるのは UProject ファイルを含むデポ フォルダのみです。 |
Perforce Engine Path | この P4 Engine Path 設定は、プロジェクトだけでなく、エンジンをソースからビルドする場合にのみ必須です。詳細については、「同期とビルド」を参照してください。 |
マルチユーザー サーバ設定
パラメータ | 説明 |
---|---|
Server Name | 完全なサーバー名を作成する際にプロジェクト名に付加する名前。 |
Command Line Args | マルチユーザー サーバーの実行可能ファイルに渡す引数 (オプション)。 |
Unicast Endpoint | 起動時にマルチユーザー用に指定されたユニキャスト エンドポイント。これは、サーバーが接続をリッスンするポートで、[Project Settings] の [UDP Messaging (UDP メッセージング)] 設定に対応します。デフォルト値は 0.0.0.0:9030 です。 |
Multicast Endpoint | マルチユーザーがサブスクライブする必要のあるマルチキャスト グループ。同一のマルチユーザー セッションに参加しているすべての Unreal ノードは、同一のマルチキャスト エンドポイントを持っている必要があります。この変数の変更は、上級者向けの設定向けです。 |
Multiuser Executable Name | マルチユーザー サーバー セッションを起動するためのプログラム名。 |
Auto Launch | このオプションを有効化すると、Unreal や nDisplay デバイスの初回起動時にマルチユーザー サーバーを起動します。このサーバーは常に Switchboard と同じデバイスで実行されます。 |
Clean History | 引数 -ConcertClean をサーバーに渡して、サーバー セッションの作業ディレクトリを起動時にクリーンアップします。 |
Auto Build | このオプションは、「Engine」フォルダのソースが変更され、マルチユーザー サーバーを再ビルドする必要がある場合に有効にします。 |
Auto Endpoint | このオプションは、Unreal Editor または nDisplay ノードの起動時にマルチユーザー サーバーの静的エンドポイントを割り当てる必要がある場合に有効にします。これは、[Project Settings] の[Multi-User Server Unicast Endpoint (マルチユーザー サーバー ユニキャスト エンドポイント)] に静的エンドポイントを追加することに相当します。 |
Unreal Multi-user Server Auto Join | このオプションを有効化すると、それぞれの Unreal や nDisplay デバイスを自動でマルチユーザー サーバーに参加させます。 |
Unreal デバイスの設定
パラメータ | 説明 |
---|---|
Is Recording Device |
このデバイスの種類がシーケンスをレコーディングする場合、このオプションを有効化します。。 |
Buffer Size | SwitchboardListener に接続したソケット クライアントの内部バッファ サイズ。 |
Command Line Arguments | Unreal の起動時に渡するコマンドライン引数 (オプション)。 |
ExecCmds |
|
DPCVars |
デバイス プロファイル コンソール変数をカンマ区切りリストで渡します。 |
Listener Port |
Listener がリッスンするポート番号。デフォルト ポートは「2980」です。 |
Roles Filename |
バーチャル プロダクション ロール を含む .ini ファイルの名前。 |
Stage Session ID |
Stage Monitor プロバイダとモニターをグループ化する ID。セッション ID が異なるインスタンスは Stage Monitor で相互に参照できません。 |
Unreal Editor filename | Unreal Editor の実行可能ファイルの名前。 |
Number of GPUs |
GPU が複数ある場合にデバイスで使用する数。 |
Process Priority |
プロセスの優先度をオーバーライドします。 |
Skip Package Recovery |
起動時に自動保存されたパッケージを自動的に破棄し、復元プロンプトをスキップします。自動保存からの復元が望ましくない可能性のあるマルチユーザー ナリオで役立ちます。 |
ユニキャスト エンドポイント |
ノードのユニキャスト エンドポイント。通常、これはデフォルトで割り当てられた値である必要があります。Switchboard は、IP アドレスに 0 が割り当てられている Switchboard の名前を使用します。 |
Extra Static Endpoints | Unreal Editor の起動時に設定する追加の静的エンドポイント。これは、[Project Settings] の [UDP Messaging] の静的エンドポイント設定に一致します。 |
Multicast Endpoint |
マルチキャスト エンドポイントをオーバーライドします。 |
Log Download Dir | リモート デバイスからログおよび Unreal Insights のトレース ファイルを収集する際の保存先のフォルダ。デフォルトでは、このパスは、/Saved/Logs/Switchboard フォルダのプロジェクト ディレクトリです。 |
Reflect Editor Visibility to Game | このオプションは、オブジェクトのエディタの可視性の状態をマルチユーザー セッションの [Hidden in Game (ゲーム内で非表示)] などの対応する -game 可視性に反映させる場合に、有効にします。nDisplay コンフィギュレーションでは、通常、レベルの可視性の変更が -game インスタンスに適切に反映されるように、オペレーター ステーションでこのオプションを有効にする必要があります。 |
Rsync Server Port | Switchboard アプリケーションで動作する rsync サーバーに割り当てられたポート。rsync サーバーは、接続されたノードから Switchboard のメイン インスタンスに容量の大きいデータを転送するために使用されます。 |
Listener Timeout | Switchboard Listener プロセスのタイムアウト時間。Switchboard Listener が所定のタイムアウト時間内に Switchboard のメイン アプリケーションからのメッセージを検出しない場合は、Switchboard アプリケーションとの接続を終了します。 |
各 Unreal インスタンスの設定は次のとおりです。
パラメータ | 説明 |
---|---|
IP address |
SwitchboardListener がリッスンするリモート アドレス。 |
Roles |
「Roles.ini」ファイルが提供する対象から バーチャル プロダクション ロール を選択するためのドロップダウン メニュー。 |
Exclude from build | このオプションが有効な場合、当該ノードでエンジンのビルドが実行されません。 |
Is Recording Device | このデバイスをレコーディングに使用するかどうかをオーバーライドする。 |
Command Line Arguments | コマンドライン引数 (オプション) をオーバーライドする。 |
ExecCmds |
Unreal の exec コマンドをオーバーライドします。 |
DPCVars |
デバイス プロファイル コンソール変数をオーバーライドします。 |
Number of GPUs |
使用する GPU 数をオーバーライドします。 |
Process Priority |
このインスタンスの優先度をオーバーライドします。 |
Skip Package Recovery |
自動保存されたパッケージを起動時に自動的に破棄するかどうかについてオーバーライドします。 |
ユニキャスト エンドポイント |
ユニキャスト エンドポイントをオーバーライドします。 |
Extra Static Endpoints |
追加の静的エンドポイントをオーバーライドします。 |
Engine Directory |
エンジンに対するローカル パスをオーバーライドします。 |
Workspace Name |
Perforce ワークスペース名をオーバーライドします。 |
uProject Path |
Uproject ファイルに対するローカル パスをオーバーライドします。 |
KiPro デバイスの設定
パラメータ | 説明 |
---|---|
Is Recording Device |
このデバイスの種類がシーケンスをレコーディングする場合、このオプションを有効化します。。 |
IP address | KiPro Web サーバーのアドレス。 |
Auto Play After Stop | このオプションを有効化すると、レコーディングが完了した時に自動で再生します。 |
Live Link Face
パラメータ | 説明 |
---|---|
Is Recording Device |
このデバイスの種類がシーケンスをレコーディングする場合、このオプションを有効化します。。 |
IP address | 現在、Switchboard では使用しません。 |
Motive デバイスの設定
パラメータ | 説明 |
---|---|
Is Recording Device |
このデバイスの種類がシーケンスをレコーディングする場合、このオプションを有効化します。。 |
Motive Command Port | Motive デバイスで使用する通信ポート。 |
IP address | Motive デバイスに割り当てられた IP アドレス。 |
nDisplay デバイスの設定
パラメータ | 説明 |
---|---|
nDisplay Config File | .cfg 形式と JSON 形式の両方をサポートします。 |
Use All Available Cores | このオプションを有効化するとコアをすべて使用します。 |
Texture Streaming | テクスチャ ストリーミングを切り替えます。 |
Render API | DirectX11 と DirectX12 のオプションから選択します。 |
Render Mode | nDisplay レンダリング モードを選択できます。 |
Render Sync Policy | 詳細については、「レンダリング同期ポリシー」を参照してください。 |
nDisplay Executable Filename | プロジェクトの実行可能ファイルの名前を設定します。これは、パッケージ化されたビルドで役立ちます。 |
Extra Cmd Line Args | 起動時に nDisplay に渡すコマンドライン引数 (オプション)。 |
ExecCmds |
|
DPCVars |
デバイス プロファイル コンソール変数をカンマ区切りリストで渡します。 |
Unattended | このオプションは、無人アプリケーションであることを示し、すべてのダイアログ ウィンドウを表示しないようにする場合に、有効にします。 |
Number of GPUs |
GPU が複数ある場合にデバイスで使用する数。 |
Process Priority |
プロセスの優先度をオーバーライドします。 |
Minimize Before Launch | このオプションは、nDisplay ノードを起動する前に、ホスト コンピュータ上のすべてのウィンドウを最小化する必要がある場合に、有効にします。 |
Logging | デバイスごとに制御可能なカスタム ロギング。 |
ユニキャスト エンドポイント |
ノードのユニキャスト エンドポイント。通常、これはデフォルトで割り当てられた値である必要があります。Switchboard は、IP アドレスに 0 が割り当てられている Switchboard の名前を使用します。 |
Extra Static Endpoints |
nDisplay Renderer の起動時に設定する追加の静的エンドポイント。これは、[Project Settings] の [UDP Messaging] の静的エンドポイント設定に一致します。 |
Disable Ensures | 実行中のインスタンスで確保条件を無効にします。確保条件により、ログは出力されますが、インスタンスが終了されることはなくなります。 |
Disable All Screen Messages | このオプションは、画面上のメッセージを無効にする場合に、有効にします。 |
Listener Port |
Listener がリッスンするポート番号。デフォルト ポートは「2980」です。 |
Roles |
「Roles.ini」ファイルが提供する対象から バーチャル プロダクション ロール を選択するためのドロップダウン メニュー。 |
Stage Session ID |
Stage Monitor プロバイダとモニターをグループ化する ID。セッション ID が異なるインスタンスは Stage Monitor で相互に参照できません。 |
nDisplay ノードごとの設定は次のとおりです。
パラメータ | 説明 |
---|---|
IP address |
SwitchboardListener がリッスンするリモート アドレス。 |
Roles |
「Roles.ini」ファイルが提供する対象から バーチャル プロダクション ロール を選択するためのドロップダウン メニュー。 |
Exclude from build | 当該ノードをエンジン ビルドの対象から外すかどうかをオーバーライドします。 |
UE Command Line | 当該ノードで nDisplay レンダラーを起動するための完全なコマンド。 |
Extra Cmd Line Args | コマンドライン引数 (オプション) をオーバーライドします。 |
ExecCmds | nDisplay の exec コマンドをオーバーライドする |
DPCVars |
デバイス プロファイル コンソール変数をオーバーライドします。 |
Number of GPUs |
使用する GPU 数をオーバーライドします。 |
Process Priority |
このインスタンスの優先度をオーバーライドします。 |
ユニキャスト エンドポイント |
ユニキャスト エンドポイントをオーバーライドします。 |
Extra Static Endpoints |
追加の静的エンドポイントをオーバーライドします。 |
Engine Directory |
エンジンに対するローカル パスをオーバーライドします。 |
Workspace Name |
Perforce ワークスペース名をオーバーライドします。 |
uProject Path |
Uproject ファイルに対するローカル パスをオーバーライドします。 |
Shogun デバイスの設定
パラメータ | 説明 |
---|---|
Is Recording Device |
このデバイスの種類がシーケンスをレコーディングする場合、このオプションを有効化します。。 |
IP Address | Shogun を実行するデバイスのアドレス。 |
Save Path | Shogun キャプチャ フォルダのパス。 |
SoundDevices デバイスの設定
パラメータ | 説明 |
---|---|
Is Recording Device |
このデバイスの種類がシーケンスをレコーディングする場合、このオプションを有効化します。。 |
IP Address | SoundDevices Web サーバーのアドレス。 |