このページでは Switchboard を使い始めるための手順をステップバイステップで提供します。このチュートリアルを完了すると、Switchboard を設定して複数のデバイスに接続する方法を理解できます。
前提条件
次の手順を完了する前に、以下の設定をする必要があります。
- Switchboard プラグインを有効にする。プラグインを追加してエンジンを再起動すると、ツールバー に [Switchboard] オプションと [SwitchboardListener] オプションが表示されます。
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- 依存関係をインストールする。メイン メニューから、[Edit] > [Editor Preferences] > [Plugins] > [Switchboard] を選択して [Install Dependencies (依存関係をインストール)] をクリックします。
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- (任意) OS が Windows の場合、Switchboard のデスクトップ ショートカットをインストールすることもできます。メイン メニューから、[Edit] > [Project Settings] > [Plugins] > [Switchboard] を選択して [Add Shortcut (ショートカットを追加)] をクリックします。
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- エンジンをソースからビルドした場合は、この手順を開始する前に SwitchboardListener を個別にビルドする必要があります。これには Visual Studio でビルドを行うか、エンジンのソース コードが存在するルート ディレクトリでコマンド
Engine\Binaries\DotNET\UnrealBuildTool.exe Win64 Development SwitchboardListener
を実行します。
ステップ 1 - Switchboard Listener を起動する
Switchboard に接続するそれぞれのデバイスで SwitchboardListener を起動する必要があります。ツールバーで [Switchboard Options] > [Launch Switchboard Listener] を選択すると、デフォルト アドレス「0.0.0.0:2980」または [Editor Preferences] の [Listener Commandline Arguments] に指定したアドレスを使用して、ローカルマシンでリスナーが起動します。

リスナーのウィンドウは起動時に自動で最小化し、nDisplay デバイスでの問題を回避します。このアプリケーションは OS のタスクバーにあります。

または [Launch Switchboard Listener on Login (ログイン時に Switchboard Listener を起動する)] を選択すると、コンピューターへのログイン時に毎回ローカルマシンでリスナーが起動します。
ステップ 2 - Switchboard を起動する
Switchboard の起動方法はいくつかあります。
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Unreal Editor でプロジェクトを開いて、ツールバーで [Launch Switchboard] を選択します。
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ショートカットをコンピューターにインストールしている場合は、デスクトップ上のショートカットを使用します。ショートカットのインストールについては「Switchboard の前提条件」を参照してください。
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Engine\Plugins\VirtualProduction\Switchboard\Source\Switchboard\Switchboard.bat を実行します。
Switchboard を初めて起動する場合、[Add New Switchboard Configuration (新規 Switchboard コンフィギュレーションを追加)] ウィンドウが表示されます。このフィールドに入力して [OK] を選択するか、[Cancel] を選択した後で Switchboard の設定から更新することもできます。どちらを選んでも Switchboard のウィンドウが開きます。

Switchboard のコンフィギュレーション パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
Name | Switchboard プロジェクトの識別に使用する名前。 |
uProject | Switchboard で制御する uProject に対するローカル パス。 |
Engine Dir | 使用するエンジンが存在するエンジン ディレクトリに対するローカル パス。ソースからビルドしたエンジンまたはインストール済みのエンジン リリースに対するパスを指定できます。次に例を示します。"C:\Program Files\Epic Games\UE_5.00\Engine" |
Perforce | ソース リポジトリに Perforce を使用する場合は、このチェックボックスを有効化します。 |
P4 Project Path | 上記で指定した Uproject ファイルを含むディレクトリに対するデポ パス。 |
P4 Engine Path | 上記で指定したエンジン ディレクトリに対するデポ パス。ソースからエンジンをビルドしない場合は省略できます。 |
Workspace Name | Uproject ディレクトリをマップした、ローカルで有効な Perforce ワークスペース名。 |
ステップ 3 - Switchboard にデバイスを追加する
Switchboard はさまざまな種類のデバイスをサポートします。こうしたデバイスは Switchboard のプラグインとして実装されています。デフォルトで使用できるデバイス プラグインの一覧および独自のデバイス プラグインの作成方法については「Switchboard 設定 」を参照してください。
次の例では、Unreal デバイスを Switchboard に追加する方法を説明します。
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[Add Device (デバイスの追加)] > [Unreal] をクリックして [Add Unreal Device] ウィンドウを開きます。
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[Add Unreal Device] ウィンドウで、Name に Unreal Engine を実行するマシンと、コンピュータの IP Address を割り当てます。[OK] を選択します。このデバイスが Switchboard の Unreal デバイス一覧に追加されます。
この IP アドレスとデバイス名は追加した後でも変更することができます。
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[Connect to listener] をクリックして、リモート マシンで実行中の SwitchboardListener アプリケーションに接続します。デバイスを接続するとステータス アイコンが青色に変化します。
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[Start Unreal (Unreal を開始)] をクリックしてリモートマシンの Unreal Editor を起動します。
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Unreal インスタンスを起動すると、左側のステータス アイコンがオレンジ色または緑色に変化します。
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緑色のステータスは、Unreal インスタンスが OSC で接続され、Take Recorder を Switchboard から使用できることを表します。
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オレンジ色のステータスは OSC で接続していないことを表します。
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[Stop Unreal (Unreal を停止)] をクリックしてリモートマシンの Unreal Editor を終了します。
4 - 応用編
このクイック スタートでは、Switchboard と SwitchboardListener の起動、リモート デバイスの接続、Switchboard からの制御について、それぞれの方法を説明しました。Switchboard で変更できるオプションの完全な一覧は「Switchboard 設定リファレンス」を参照してください。次の機能についても確認してプロジェクトでご利用ください。
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プロジェクトとエンジンの同期とビルドをリモートで行う。
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テイクのレコーディングを Switchboard からリモートで行う。
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nDisplay クラスタの起動と監視を行う。