nDisplay を使用して マルチユーザー編集セッション を開始すると、Unreal Engine は複数のエディタ ユーザーを同時にホストするローカル サーバーを自動的に作成します。
このドキュメントでは、Unreal Engine で nDisplay を使用してバーチャル プロダクション プロジェクトを開始するためのマルチユーザー サーバーの接続ロジックについて説明します。
マルチユーザーの接続ロジック
nDisplay を使用して初めてバーチャル プロダクション プロジェクトを開始するときは、Quick Launch ツール を使用して複数のユーザーが接続できるローカル サーバーを自動的に起動することが可能です。
nDisplay を使用して 2 回目にプロジェクトを開始するときは、Unreal Engine が既存のローカル サーバーに自動的に再接続し、セッションですでにエディタが動作している場合は既存のマルチユーザー編集セッションを再利用します。nDisplay のマルチユーザー編集セッションでエディタが動作していない場合、Unreal Engine はローカル サーバーで新しいマルチユーザー編集セッションを作成します。
また、複数のユーザーがローカルで、もしくはネットワーク接続を使用して接続できる、nDisplay のマルチユーザー編集セッションをホストする独自のカスタム マルチユーザー サーバーを構築することも可能です。
ネットワークベースのマルチユーザー サーバーに参加しようとすると、Unreal Engine によってエディタがすでにマルチユーザー編集セッションで動作しているかどうかがチェックされます。編集セッションでエディタが動作している場合、Unreal Engine は生成されたマルチユーザー サーバーとセッションを参加させます。nDisplay のマルチユーザー編集セッション内でエディタがまだ動作していない場合、Unreal Engine はローカルのマルチユーザー サーバーを終了し、ネットワークベースのマルチユーザー サーバーを無視してローカルで新しいサーバーを起動します。
次の図は、Unreal Engine のマルチサーバー (MU) 接続の動作を深く理解するのに役立ちます。

マルチユーザー編集セッションの使用を開始する方法の詳細については、「マルチユーザー」のドキュメントを参照してください。
nDisplay を使用して仮想プロジェクトを開始する方法の詳細については、「nDisplay」のドキュメントを参照してください。