ビデオソースを再生する MediaTexture など、任意の入力テクスチャに ブループリント を使用して OpenColorIO (OCIO) を適用し、 RenderTarget を変換することができます。このページでは、プロジェクトで Apply Color Space Transform ブループリント関数を使用する方法を説明します。
前提条件
以下のセクションを完了するには、プロジェクト内で次のものを設定する必要があります。
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OpenColorIO Configuration アセット 。このアセットの作成手順については、「OpenColorIO クイック スタート」を参照してください。
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イベント ティック をもつ ブループリント アクタ から作成された ブループリント クラス。
Apply Color Space Transform 関数を使用する
ブループリントを使って色変換を適用するには、以下の手順に従います。この手順では EditorUtilityActor ブループリント クラスを例として使用します。
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ブループリント クラス をダブルクリックして ブループリント エディタ で開きます。
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[My Blueprint (マイ ブループリント)] パネルの [Variables (変数)] > [Components] の隣にある 追加 (+) 変数 アイコンをクリックして新規変数を作成します。新しい変数に「InputTexture」と名前を付けます。
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新しい InputTexture 変数の横の [Make Public (公開する)] をクリックして、このブループリント外で表示されるようにします。
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新しい変数に対する変数の型を [Object Types (オブジェクトタイプ)] > [Texture] > [Object Reference (オブジェクト参照)] に設定します。
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あと 2 つ変数を作成して公開に設定します。
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OutputTexture は 変数の型が Texture Render Target 2D > Object Reference
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ColorConversionSettings は変数の型が Open Color IOColor Conversion Settings
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InputTexture 変数を イベントグラフ にドラッグして、[Get InputTexture] を選択します。これによりイベントグラフに新しい InputTexture ノードが作成されます。
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OutputTexture 変数と ColorConversionSettings 変数にも同じ手順を繰り返します。
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イベントグラフ を右クリックして、新しい Apply Color Space Transform ノードを追加します。
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ノードを接続します。
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事前に提供されている Event Tick ノードの出力ピンから Apply Color Space Transform ノードの入力ピンにつなげます。
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InputTexture ノードの 出力ピン を Apply Color Space Transform ノードの Input Texture 入力データ ピンに接続します。
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Output Texture ノードの 出力ピン を Apply Color Space Transform ノードの Output Render Target 入力データ ピンに接続します。
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Color Conversion Settings ノードの 出力ピン を Apply Color Space Transform ノードの Conversion Settings 入力データ ピンに接続します。
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ブループリントを コンパイル して、保存 します。ブループリントエディタを閉じます。
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ブループリント アセット をレベルにドラッグして アクタ を作成します。
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アウトライナ で ブループリント アクタ を選択し、 [Details] パネルを開きます。
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[Details] パネルの [Default (デフォルト)] セクションを展開し、Input Texture を目的の入力ファイルに設定します。
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コンテンツブラウザ で Render Target Asset を作成し Output Texture を新しい Render Target Asset に指定します。
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ブループリント アクタ の [Details (詳細)] パネルの [Color Conversion Settings (色の変換設定)] セクションを展開します。[Configuration Source] を OpenColorIO Configuration Asset に設定し、[Source Color Space] と [Destination Color Space] を入力と出力メディアの色空間と一致するように調整します。
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Render Target Asset をレベルの アクタ にドラッグして、色変換したメディアを表示します。引き続き [Source Color Space] と [Destination Color Space] 設定を調整して、異なる出力をプレビューできます。