手順
プロダクション カメラで Preston システムを使用する場合は、次の手順を実行します。
この例では、Preston MDR ユニットでシリアル出力をイーサネットに変換する必要があります。この変換では、Tibo のシリアル-イーサネット コンバータを使用します。このイーサネット接続は、Unreal Engine と同一のネットワーク上にある必要があります。Preston データをストリーミングするためのハードウェア デバイスは他にもあります。他のデバイスを使用して Preston データを送信する場合は、関連するプラグインやセットアップについてベンダーにお問い合わせください。
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[Settings (設定)] > [Plugins (プラグイン)] の順にクリックして [Plugins] メニュー を開きます。[Virtual Production (バーチャル プロダクション)] カテゴリをクリックして、LiveLinkPrestonMDR プラグインを検索します。
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このプラグインを有効にして、メッセージ ウィンドウで [Yes (はい)] をクリックします。[Restart Now (すぐに再起動)] をクリックしてエディタを再起動します。
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エディタのロードが完了したら、[Live Link] ウィンドウで[+ Source (+ ソース)] > [PrestonMDR] をクリックします。Tibo の IP アドレス を入力して、[Port Number (ポート番号)] に「1001」と入力し、[OK] をクリックします。
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リストから Preston サブジェクトを選択して、[Incoming Data Mode (受信データ モード)] ドロップダウンを [Calibrated Data (キャリブレーションされたデータ)] に設定します。
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緑の円が表示されている Preston MDR デバイスを選択します。[View Options (表示オプション)] ドロップダウンを開いて、[Show Frame Data (フレーム データを表示)] に設定を変更します。これで Live Link データが表示されます。
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Preston ハンド ユニットのフォーカスと絞りを変更して、[Aperture (絞り)] の値と [Focus Distance (フォーカス距離)] の値が変わることを確認し、これらの値がカメラの値と一致することを確認します。
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[World Outliner] ウィンドウで [CineCamera Actor] を選択して、[Details (詳細)] パネルを開きます。LiveLink Controller コンポーネントを選択して、[Live Link] セクションまで下にスクロールします。[Subject Representation (サブジェクト表現)] ドロップダウンをクリックして、Preston のサブジェクトを選択します。
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[Camera Calibration (カメラのキャリブレーション)] セクションまで下にスクロールして、[Lens File (レンズ ファイル)] ドロップダウンをクリックします。カメラのレンズ ファイルを選択します。
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[Focus Method (フォーカス メソッド)] 設定を [Manual (手動)] から [Disabled (無効)] に変更します。これで、CG Cinema Camera でのフォーカスの変更が停止されます。Live Link のバーチャル サブジェクトを使用して手動で入力された値によって実際のカメラでフォーカスが制御されているためです。
結果
このガイドでは、Live Link を使用してPreston MDR を設定して接続し、UE の Cine カメラに接続されたレンズ ファイルにフォーカス、絞り、およびズームをストリーミングしました。