Unreal Engine の クラス ビューアー は次の作業に使用します。
- エディタで使用するクラスの階層リストを調べる。
- ブループリントを作成して開く。
- 関連付けられた C++ ヘッダ ファイルを開き、特定のクラスに基づいて新しい C++ クラスを作成する。
クラス ビューアーを開く
クラス ビューアーを開くには、Unreal Engine のメイン メニューから [Tools (ツール)] > [Class Viewer (クラス ビューアー)] を選択します。
クラス ビューアーのインターフェース
クラス ビューアーのインターフェースは以下の領域で構成されています。
番号 | 名称 | 説明 |
---|---|---|
1 | フィルタと検索バー | [Filters (フィルタ)] ドロップダウンを使って、表示されるクラスを以下のタイプ (1 つまたは複数) に制限できます。
クラスを名前で見つけるには 検索 バーを使用します。 |
2 | 設定ボタン | このボタンをクリックすると [Settings (設定)] メニューが開き、次の操作を実行できます。
|
3 | クラス ビュー | 選択した条件を満たすすべてのクラスが表示されます。 |
クラスを操作する
クラスに子供が含まれる場合は、クラス名の左側にあるドロップダウン矢印 (1) をクリックすると、そのクラスの子供が表示されます。
クラス名の右側にあるドロップダウン矢印 (2) をクリックするか、そのクラス名を右クリックすると、次のオプションを含むコンテキスト メニューが開きます。
クラスで実行可能なオプションは、クラスのタイプ (ブループリントまたは C++) によって異なります。
オプション | ブループリント クラス | C++ クラス |
---|---|---|
Create Blueprint (ブループリントを作成) | 選択したブループリントを親に持つブループリントを新しく作成します。 | 選択したブループリントを親に持つブループリントを新しく作成します。 |
Edit Blueprint (ブループリントの編集) | 選択したブループリントを ブループリント エディタ で開きます。 | 該当なし |
Find in Content Browser (コンテンツ ブラウザで検索) | コンテンツ ブラウザ 内でブループリント アクタを検索します。 | 該当なし |
Open Source Code (ソース コードを開く) | 該当なし | Visual Studio でクラスヘッダ ファイルを開きます。 |
Create New C++ Class (新規 C++ クラスを作成) | 該当なし | C++ クラス ウィザード を起動して、選択したクラスを親クラスとして新しいクラスを作成します。 |
クラスをドラッグ アンド ドロップする
ブループリントをクリックしてクラス ビューアーからビューポートにドラッグし、現在開いているレベルに、そのクラスの新しいブループリント アクタを追加します。
また、クラスがコンボ ボックスに関連付けられているクラスの子である場合は、そのクラスをクラス ビューアーから [Details (詳細)] パネルまたは [World Settings (ワールド セッティング)] ウィンドウ内のコンボ ボックスにドラッグすることもできます。たとえば、[World Settings] ウィンドウの [GameMode Override (ゲームモード オーバーライド)] コンボ ボックスには任意の GameMode
子クラスをドラッグできます。
クラスをコンボ ボックスにドラッグする際は、次の点に注意してください。
- 未ロードのクラスはコンボ ボックスに表示されない。
- クラスをコンボ ボックスにドロップすると、そのクラスが強制的にロードされる。
クラス ピッカーを使用する
コードのみを使って、クラス ビューアーを クラス ピッカー モードに切り替えることができます。クラス ピッカーには、スタティックメッシュを変換したり、新しいブループリントの親を選択したりするものなど、利用可能なクラスがすべて表示されます。
クラス ピッカーを使用するには、Unreal Engine で C++ を使用する方法についての知識が必要です。
クラス ピッカーを設定する
クラス ピッカーの初期化に使用する FClassViewerInitializationOptions
には、クラス ピッカーの動作を制御する以下のオプションが含まれています。
オプション | 説明 |
---|---|
Mode |
デフォルトで これを、通常のクラス ビューアーをスポーンする |
DisplayMode |
次のオプションから選択できます。
|
以下のフィルタを使って、クラス ピッカーにどのクラスを表示するかを設定できます。
フィルタ | 説明 |
---|---|
bIsActorsOnly |
AActor の子であるクラスのみを表示します。 |
bIsPlaceableOnly |
レベル内に配置可能なクラスのみを表示します。これが true の場合は、bIsActorsOnly も true であると想定されます。 |
bIsBlueprintBaseOnly |
ブループリント基本クラスのみを表示します。ブループリントを作成できるクラスのみを表示したい場合に便利です。 |
bShowUnloadedBlueprints |
カスタム仕様のフィルタによって親が除外されている場合でも、その未ロードのブループリントを表示します。 |
bShowNoneOption |
クラス ピッカーに [None (なし)] オプションを表示します。クラス ビューアーには影響を及ぼしません。ユーザーが項目を選択すると、NULL クラスがパスされます。 |