アニメーション ブループリント (AnimBP) とは、オブジェクトのアニメーション動作を制御するよう設計された、ブループリント の特殊なクラスです。AnimBP は 2 つのグラフに分けられます。一つは、アニメーション ロジックとインタラクション動作を制御するための イベント グラフ で、もう一つは、オブジェクトのアニメーション ポーズ出力を制御する アニメーション グラフ です。AnimBP のそれぞれのグラフでは、処理の実行に ノード を使用します。これらのノードは、AnimBP におけるその機能に基づいて、いくつかの明確なタイプに分類できます。
アニメーション ノードの構造
アニメーション グラフとイベント グラフの各 AnimBP ノードには、情報を受け渡すための 入力 ピンと 出力 ピンを含めることができます。
また、AnimBP のそれぞれのノードには、データ値、または AnimBP のアニメーション グラフとイベント グラフ内でリンク付けした関数によって変更可能な変数などのプロパティ ピンを含めることもできます。
AnimBP ノードのプロパティには、AnimBP でそのノードを選択することで、その [Details (詳細)] パネルを通じてアクセスすることもできます。
EventGraph ノード
イベント グラフ ノードは、再生のトリガーや、アニメーション関数の有効化/無効化、アニメーション データの更新など、後にアニメーション グラフでのポーズ データの駆動に使用される受信データの処理に使用されます。
アニメーション イベント のドキュメントでは、イベント グラフ AnimBP ノードの機能とプロパティを参照することができます。
アニメーション グラフのノード
アニメーション グラフ ノードでは、イベント グラフ ノードからのデータを使って、オブジェクトのアニメートに使用する、フレームごとの実際のポーズを定義します。
アニメーション グラフ ノードの主要なタイプについては、次のドキュメントをそれぞれ参照してください。
アニメーション ノードのポーズ ウォッチ
AnimBP で作業している際は、特定の AnimBP ノード上で ポーズ ウォッチ を有効にして、ビューポート 内で生成されるポーズをカラー コード付きのデバッグ描画で表示することができます。
AnimBP ノードでポーズ ウォッチを切り替えるには、ポーズ データを含むノードを 右クリック して、コンテキスト メニューから [Toggle Pose Watch (ポーズ ウォッチを切り替え)] を選択します。
また、複数のノードのポーズ ウォッチを一度に切り替えることもできます。こうすることで、AnimBP 内で異なる時点のポーズを比較して、現在のポーズに含まれるエラーが発生する時点を突き止めることができます。
ノードのポーズ ウォッチを非表示にするには、ノードの左上隅にあるアイコンをクリックします。ノードのポーズ ウォッチの色を変えるには、メニュー バー から [Window (ウィンドウ)] > [Pose Watch Manager (ポーズ ウォッチ マネージャー)] に移動して ポーズ ウォッチ マネージャー を開き、目的のポーズの隣にある色のオプションを選択します。
ポーズ ウォッチはカラー ピッカーのウィンドウで無効にできますが、アニメーション ノード上で再び [Toggle Pose Watch] を選択することでも無効にできます。
