Unreal Editor for Fortnite (UEFN) には、カスタマイズ可能な水域を作成するためのツールが用意されています。コンテンツ ブラウザ の 「Environment」フォルダ から、海、川、湖、島、スイミング プールを配置できます。スイミング プールを除くこれらの水域は、自動的に地形を上下させるため、地形を手動で彫刻する必要はありません。
ウォーター ツールとフォートナイト クリエイティブの 水の仕掛け を混同しないようにしてください。ウォーター ツールは、カーブとベンドのある水域の編集可能なアウトラインを作成するために、スプライン を使用します。
川を追加する
River ツールを使用するには、コンテンツ ブラウザ の「Environment」フォルダで River のサムネイル を探し、そのサムネイルをビューポートにドラッグします。
ビューポートに River ツールが配置されると、川のスカルプティングを開始できます。
スプライン ポイントで川をスカルプティングする
スプライン ポイントは脊柱の椎骨のようなものであり、スプラインを編集して移動する方法によって、ポイント間で線が曲がります。
スプラインの任意の場所を右クリックして スプライン編集 メニューを開きます。
[SPLINE POINT (スプライン ポイント)] のメニュー項目は、次のとおりです。
メニュー項目 | 値 |
---|---|
Delete Spline Point (スプライン ポイントを削除) | 選択したスプライン ポイントを削除します。 |
Duplicate Spline Point (スプライン ポイントを複製) | 選択したスプライン ポイントの複製を作成します。 |
Select Spline Points (スプライン ポイントを選択) | 次のオプションを含むサブメニューを開きます。
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Spline Point Type (スプライン ポイントの形状) | カーブ コントロールまたはリニア コントロールのいずれかを提供するためにスプライン ポイントを設定します。 |
Reset to Automatic Tangent (自動タンジェントにリセット) | カーブ スプライン ポイントの接線をリセットする方法を決定します。次のオプションから選択します。
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Spline Generation Panel (スプライン生成パネル) | 選択したスプラインで基本形状を作成するパネルを開きます。 |
Focus Selected (選択にフォーカス) | 選択したスプラインの前にカメラを移動します。 |
Snap/Align (スナップ/整列) | 選択したスプライン ポイントをスナップする、または整列させる次のような各種オプションを含むサイド メニューを開きます。
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Reset to Default (デフォルトにリセット) | 選択したスプラインをアーキタイプのデフォルトにリセットします。 |
Visualize Roll and Scale (ロールとスケールを視覚化) | ビジュアライゼーションをロールして選択したスプライン ポイントにスケールするかどうかを切り替えます。 |
Allow Discontinuous Splines (不連続のスプラインを許可) | ビジュアライゼーションで離れた接線と到達した接線を個別に設定できるかどうかを切り替えます。 |
Visualize Water Velocity (水の流速を視覚化) | 水の流速を視覚化できるかどうかを切り替えます。 |
Visualize River Width (川幅を視覚化) | 川の幅を視覚化できるかどうかを切り替えます。 |
Visualize Depth (深さを視覚化) | 川の深さを視覚化できるかどうかを切り替えます。 |
川を広げるには、デフォルトの River ツールの両端のスプライン ポイントをクリックし、ピボット ポイントでスプライン ポイントを平行移動します。
既存のスプライン ポイント間に新しいスプラインを作成するには、スプライン ポイントを複製してから新しいスプライン ポイントを移動して編集するか、スプラインで右クリックして [Add Spline Point Here (ここにスプライン ポイントを追加)] を選択します。
カーブを操作するには、スプライン ポイントをクリックしてから、2 つのタンジェント制御点の 1 つをクリックします。
川を作成したら、[Visualize Water Velocity]、[Visualize River Width]、および [Visualize River Depth] を切り替えてさまざまな特性を表示します。これらのトグルを使用して川を表示することにより、川のどの部分をテレインに合わせて編集する必要があるのかが明確になります。また、[Details (詳細)] パネルで各スプライン ポイントのプロパティを変更することもできます。
湖を追加する
Lake ツールを使用するには、コンテンツ ブラウザ で Lake のサムネイル を探し、そのサムネイルをビューポートにドラッグします。そうするとデフォルトの湖の形状が表示されます。
スプライン ポイントを追加または複製してビューポートで平行移動することにより、独自の湖の形状を作成します。
スプライン メニューには、基本的なスプライン編集機能がすべて揃っていますが、川のトグルは使用できません。 水深、波の様子、地形との相互作用など、湖の水塊の追加のプロパティ は、[Details] パネルで利用できます。
海を追加する
Ocean ツールを使用するには、コンテンツ ブラウザ で Ocean のサムネイル を探し、そのサムネイルをビューポートにドラッグします。そうするとデフォルトの海の形状が表示されます。なお、通常、レベルには Ocean アクタを 1 つのみ配置するのが合理的です。
海の水塊は、湖の水塊と非常によく似たコントロールを提供します。 違いは、海の場合は水がスプラインの外側に表示されるのに対して、湖の場合は水がスプラインの内側に表示されることです。
ビューポートのエッジの周りに海が表示され、流れによって水が動きます。 流れは海の環境のデフォルト部分です。
カスタムの海岸線を作成するには、スプライン ポイントを編集します。
島を追加する
Island ツールを使用するには、コンテンツ ブラウザで Island のサムネイルを探し、そのサムネイルをビューポートにドラッグします。 島を効果的にするには、他の水域の内側に配置する必要があります。 Island ツールには一般的なスプラインの編集機能が備わっていますが、追加のプロパティは提供しません。 主な目的は、定義された領域で他の水域が地形を削り取るのを防ぐことです。
スイミング プールを追加する
SwimmingPool ツールを使用するには、コンテンツ ブラウザで SwimmingPool のサムネイルを探し、そのサムネイルをビューポートにドラッグします。 このツールは地形に影響を与えない、自由に浮遊する水の矩形を作成します。主な使用例は、人工的なスイミング プールや噴水です。 SwimmingPool ツールのスプライン コントロールは、実際は機能しません。 形状は矩形に限定されます。通常の平行移動、回転、スケール コントロールを使用して操作します。