式のグループ化 は、評価順 を指定する方法であり、演算子 の優先順位に合わせて作業を行う必要がある場合に便利です。
式 は `() を使用してグループ化できます。
たとえば、以下の式 (y2 - y1)
と (x2 - x1)
は数を割る前に評価されます。
(y2 - y1) / (x2 - x1)
一例として、プレイヤーからの距離に基づいてダメージの範囲を広げるものの、プレイヤーが装着している鎧によって合計ダメージを減らすことができる、インゲームの爆発を見てみましょう。
BaseDamage : float = 100
Armor : float = 15
# プレイヤーと爆発間の距離の 2 乗でスケールします。最小は 1.0 です。
DistanceScaling : float = Max(1.0,Pow(PlayerDistance, 2.0))
# 爆発が遠いほど、プレイヤーが受けるダメージは小さくなります。
var ExplosionDamage : float = BaseDamage / DistanceScaling
# 防具でダメージを減らします
set ExplosionDamage -= Armor
# 爆発によって非常に高い防具のプレイヤーを回復できないように、ダメージ値がマイナスにならないようにします。
set ExplosionDamage = Max(0.0,ExplosionDamage)
グループ化により、上記の例を次のように書き換えることができます。
BaseDamage : float = 100
Armor : float = 15
DistanceScaling : float = Max(1.0,Pow(PlayerDistance, 2.0))
ExplosionDamage : float = Max(0.0,(BaseDamage / DistanceScaling) - Armor)
式をグループ化すれば、コードの可読性を高めることもできます。