ライブラリの Tools (ツール) カテゴリは、イテレーション ワークフローやシーンの視覚的忠実度を向上させるためのさまざまなツールを提供します。
このページでは、こうしたツールに関する概要を説明します。
セクション
Sections (断面) カテゴリには、シーン内のオブジェクトやオブジェクトの一部をカットしたり非表示にしたりするための Section cube (セクション キューブ) ツールが含まれています。
Section cube ツールは、ライブラリ オブジェクトと点群オブジェクトで使用できます。
反射プローブ
Twinmotion は、反射を改善し、鏡やガラスなどのリアルな反射面を作成することでシーンのリアルさを高める Sphere Reflection Probe (球体リフレクション プローブ) と Box Reflection Probe (ボックス リフレクション プローブ) を提供します。
注記
Notes (ノート) ツールを使えば、ビューポートにノートをドラッグ&ドロップすることで、シーンに注釈を追加することができます。 これは、同僚やクライアントと一緒にプロジェクトをレビューするときや、エクスポートされた静止画、動画、パノラマにメモを残したいときに便利です。
メモは完全にカスタマイズ可能で、テキストの配置、サイズ、色、カメラの位置を変更できます。 ノートはビューポートやプレゼンター モードで最小化 / 最大化することができます。 また、Archicad や Revit など、VCF 形式をサポートする任意の CAD アプリケーションに保存して再インポートすることもできます。
Measure (メジャー) ツール
Measure ツールは、オブジェクトや面積を測定したり、シーンにある 2 つのオブジェクトやポイント間の距離を計算する機能を提供します。 これらはメートル単位またはインペリアル単位で使用でき、色、測定テキストのスケールおよび位置を変更してカスタマイズすることができます。
Constraint パラメータを有効にすると、Measure ツールは自動的にオブジェクトを検出し、オブジェクト間の距離を測定します。 測定するオブジェクトを手動で選択したい場合や、Measure ツールに長さを指定したい場合は、Constraint パラメータを無効にします。
Measure ツール 2 は、特に 2 点間の距離を素早く測定するために設計されています。 また、Shift キーを押しながらツールの 2 番目のポイントを配置すると、ワールド空間に位置を揃えることができます。
Measure ツールは、パス トレーサー レンダリング モード、[Media preview (メディア プレビュー)] ウィンドウ、またはエクスポートされたメディアでは表示されません。
ホリゾント
ホリゾントは、レンダリングのためにスタジオ環境をすばやく設定するのに使用できる 3D モデルです。 これは、選択したカスタム バックグラウンドやライティングに対して製品を示すのに最適です。 Twinmotion は、カーブ、ドーム、平面などさまざまな形状のホリゾントを提供しています。 各ホリゾントの幅、奥行き、高さ、半径を変更し、マテリアルを適用することができます。
バーチャルプロダクション > LEDウォール
LED ウォールは、大規模な会場、撮影セットおよびテレビなどの設定で示すように、エンターテインメント業界のバーチャル プロダクション環境で使用されます。 これらは、高品質の静止画と動画が投影される複数の LED パネルから構成され、特殊効果とポストプロダクションのクロマキー コンポジットに使用することもできます。
プリプロダクションのために Twinmotion で LED ウォールを使用して、デザインを作成およびプレビューできます。 LED ウォールでは、レンダリング モードであるリアルタイムとパス トレーサーの両方がサポートされ、シーンのライティングを拡張するためのエミッシブ プロパティを備えています。
LED ウォールは、次の 3 つのモードで使用できます。
クロマキー:カラー ピッカーを使用して色を LED ウォールに適用します。
構成:LED ウォールの角度 (-360 から 360 度)、幅と高さ、ウォールのパネルを構成する列と行の数を変更します。
テクスチャ / 動画:静止画または動画テクスチャを LED ウォールに適用し、縮尺、X および Y のオフセット値、LED ウォールから放出されたグローをカスタマイズします。
クロマキー、構成、テクスチャ / 動画モードの LED ウォール
Animators (アニメーター)
シーン内のオブジェクトをアニメートするには、Animators (アニメーター) セクションの Rotator (ローテーター) や Translator (トランスレーター) ツールを使用します。 ローテーターやトランスレーターをライブラリのオブジェクトとリンクすることにより、窓やドアの開閉、シーリング ファンの回転、動くエレベーターの作成など、独自のカスタム アニメーションを作成できます。
ローテーターツールにより自動的に開閉するドア
クレジット
アニメーター セクションのプロジェクトは、Epic Games と David Baylis 氏の提供によるものです。