このページでは、MetaHuman を シーケンサー にインポートする方法を示しています。このページで、シーケンサーでの MetaHuman の基本を理解してから、このセクションの他のチュートリアルに進んでください。
必要な知識と設定
このページの内容を理解するには、Unreal Engine の以下の機能について実用的な知識を持っている必要があります。
このページでの手順に進む前に、以下のことを済ませておく必要があります。
- 新しい Unreal Engine プロジェクトを作成する
- Quixel Bridge を使用して MetaHuman をダウンロードする
- ダウンロードした MetaHuman をプロジェクトにインポートする
- MetaHuman を コンテンツ ブラウザ から レベル ビューポート にドラッグする
MetaHuman をシーケンサーにインポートする
このセクションでは、新しい レベル シーケンス アセット を作成して、作成したアセットに MetaHuman を追加する方法について説明します。
- コンテンツ ブラウザ で右クリックし、コンテキスト メニューで [Cinematics (シネマティックス)] > [Level Sequence (レベル シーケンス)] を選択します。そうすると、新しいレベル シーケンス アセットが作成されます。
- その レベル シーケンス アセット をダブルクリックして開くと、[Sequencer (シーケンサー)] ウィンドウが開きます。
- シーケンサーで [+Track (+トラック)] をクリックし、[Actor To Sequencer (シーケンサーにアクタを追加)] > [Add BP_MetaHumanName (BP_MetaHumanName を追加)] を選択します。
MetaHumanName
は使用する MetaHuman の名前です。このチュートリアルでは Kioko MetaHuman プリセットを使用するため、追加されるブループリントの名前はBP_Kioko
です。
上記の手順に従うと、次のスクリーンショットのような表示になります。
画像をクリックすると拡大表示されます。
シーケンサーでコントロール リグを使用して MetaHuman をアニメートする
シーケンサーでは、MetaHuman のトラックは次の 2 つの主なグループに分けられています。
-
ボディ:
MetaHuman_ControlRig
とそのすべてのコントロールが入っています。 -
フェイス:
Face_ControlBoard_CtrlRig
(フェイス ボードやフェイシャル リグとも呼ばれる) とそのすべてのコントロールが入っています。
MetaHuman のフェイシャル リグの詳細表示。 画像をクリックすると拡大表示されます。
次のスクリーンショットでは、コントロール リグ を扱う際の、エディタの主要な領域が強調表示されています。レベル ビューポート (1) で 1 つまたは複数のコントロールを選択すると、選択しているコントロールのトラックが シーケンサー (2) で強調表示され、[Anim Details (アニメーション詳細)] パネル (3) でその [Transform (トランスフォーム)] 値が開かれます。また、[Anim Details] パネルにある [Keyframe (キーフレーム)] ボタン (4) をクリックすると、現在のポーズの キーフレーム を作成できます。
MetaHuman のフェイシャル リグの詳細表示。 画像をクリックすると拡大表示されます。
次のビデオ チュートリアルでは、ボディおよびフェイスのコントロール リグを使用して MetaHuman をアニメートする方法が示されています。
フェイシャル リグにあるコントロールを手動でドラッグするには、レベル ビューポート ツールバー (ビューポートの右上隅にある) で、[Snap to Grid (グリッドにスナップ)] オプションを 無効 にしておきます。

上記のスクリーンショットでは、[Snap to Grid] オプションが強調表示されています。MetaHuman のフェイシャル リグを使用するには、このオプションを無効にします。
コントロール リグ ポーズ として実装されていて、いくつかの事前作成済みの顔の表情が入っている、フェイシャル ポーズ ライブラリ も提供されています。このライブラリは、MetaHuman をインポートすると、プロジェクトに自動的に追加されます。
MetaHuman コントロール リグ ピッカー ウィジェット
MetaHuman コントロール リグ ピッカー ウィジェットは、MetaHuman のボディのコントロール リグにあるコントロールをユーザーが選択できるように提供されているエディタ ユーティリティ ウィジェットです。このユーティリティを実行するには、次の手順に従います。
-
コンテンツ ブラウザ で「
Content/MetaHumans/Common/Common/Utilities
」フォルダに移動します。 -
MH_CR_Picker エディタ ユーティリティ ウィジェットを右クリックし、コンテキスト メニューで [Run Editor Utility Widget (エディタ ユーティリティ ウィジェットを実行)] を選択します。
そうすると、エディタ ユーティリティ ウィジェットが開き、他のパネルと同様に、タイトル バーをドラッグしてエディタ UI にドッキングできます。

MetaHuman コントロール リグ ピッカー ウィジェット
このウィジェットを使用すると、MetaHuman のリグ、および IK や FK の目標にあるコントロールを素早く選択できます。「コントロール リグを使用して MetaHuman をアニメートする」ページでは、このウィジェットを利用して、MetaHuman を使用するシンプルなアニメーションを作成する方法が示されています。