キャプチャ ソース は現実世界のキャプチャ デバイスを表し、キャプチャ デバイスのデバイス ドライバと言うこともできます。デバイスに適切なタイプのキャプチャ ソース アセットを設定する必要があります。設定後、このアセットは、これが示すデバイスからのフッテージの処理に必要なカメラの関連情報を設定します。
キャプチャ ソース デバイスには次の 2 タイプがあります。
-
仮想。1 つ以上のテイクを表すのに必要なファイルがあるアーカイブを含むフォルダを指します
-
接続済み。IP アドレスを指し、アクティブなデバイスを直接検査または制御できます。
現在、iPhone デバイスのみがリモート コントロールと 接続済み モードでの取り込みをサポートしています。ステレオ カップルにはまれに、リモート コントロール機能がありますが、一般的に合意されたプロトコルやコマンドはありません。
キャプチャ ソースのデバイス クラス (アーカイブまたは接続から取得される) が、取り込まれたテイクの キャプチャ データ アセットに反映されます。
アセットの構成
最初にキャプチャ ソース アセットを作成する場合、[Capture Source Type (キャプチャ ソース タイプ)] は [Undefined (未定義)] に設定されます。これをデバイスと一致するタイプに変更する必要があります。

設定されていないキャプチャ ソース アセット
モバイル コンシューマー デバイス
これらのデバイスをヘッドマウントまたは固定したマウント (三脚または他の器具) とともに使用できます。アーカイブ モード (テイクを表す 1 つ以上のバンドルのファイルを含むフォルダを指す) と 接続済み モード ( [Capture Manager (キャプチャ マネージャー)] ウィンドウからデバイスのストレージへの直接アクセスを許可) の両方がサポートされています。
接続済みモードとアーカイブ モードの両方で、これらのキャプチャ ソースの取り込みプロセスによってプロジェクト内でファイルがトランスコードおよびコピーされます。
接続済みモード
モバイル デバイスから直接データを取り込むには、次のようにキャプチャ ソースを設定します。
フィールド | 設定 |
---|---|
Capture Source Type (キャプチャ ソース タイプ) | これを Live Link Face 接続に設定します。LiveLink Face アプリケーションがデバイス上で実行し、フォアグラウンド (アクティブ) で実行するようにします。 |
Device Address (デバイス アドレス) | これをデバイスの IP アドレスに設定します。Unreal Editor とデバイスがネットワーク経由で接続できる必要があります。ネットワーク設定、ファイアウォール、VPN などがこの接続を許可するように設定されていることを確認してください。 通常、デバイスの IP アドレスはデバイスの設定アプリケーションで確認できます。 |
Device Control Port (デバイス コントロール ポート) | これは、キャプチャ マネージャー接続をリッスンするデバイス上のポートです。 接続済みの取り込みに対して、14785 に設定する必要があります。これは現時点ではハードコードされていて、変更できません。 |

LiveLink Face を使用してモバイル デバイスに接続するように設定されたキャプチャ ソース アセット
デバイスを正しく設定すると、[Capture Manager] ウィンドウに表示されます。
アーカイブ モード
デバイスに直接接続しないでキャプチャ データを取り込むには、まず、データをデバイスから Unreal Engine がアクセスできるストレージの場所に転送する必要があります。デバイス ストレージ、デバイス上で実行中のクラウド ストレージ アプリケーションを使用することも、データをメモリ スティックまたはハード ディスクに転送することもできます。
次に、キャプチャ ソースを以下のように設定します。
フィールド | 設定 |
---|---|
Capture Source Type (キャプチャ ソース タイプ) | これを Live Link Face アーカイブに設定します。 |
Storage Path (ストレージ パス) | テイクが 1 つある場合、これをテイクが格納されるフォルダに設定します。 複数のテイクの場合、これを、個々のテイクがあるすべてのサブフォルダを含むルート フォルダに設定します。 キャプチャ マネージャーはすべてのサブフォルダで有効なテイク ファイルを横断します。テイクごとに個々のキャプチャ ソースを作成する必要はありません。 |

オフラインで格納されたテイクを取り込むように設定されたキャプチャ ソース アセット
ステレオ カメラ カップル
ツールでキャリブレートしている限り、ステレオ カメラ カップル に特定の要件はありません。実際に、ヘッドマウントの垂直のカップルが最もよくテストされ、テストした中で最良のソリューションです。水平のカップルはほとんどなく、カメラ ビューは過剰なセルフオクルージョン機能があるように見えます。
理論上、デバイスは固定して取り付けることができますが、Epic の品質に関するテストと調整はヘッドマウントのケースのみにフォーカスしています。ステレオ カップルが顔に対してロックされていないときに、最良の結果にならない可能性があります (フレーミングの観点で)。
これらのデバイスは、アーカイブ モードでのみ設定できます。
ステレオ カップルでは、取り込みが 2 つのビデオ ストリームから深度メディアを作成する必要があります。これは、取り込み時に キャプチャ マネージャー によって行われます。深度シーケンスは EXR 画像のシーケンスで、ストレージのかなりの容量を占める場合があります。
プロジェクトのパスを移行または変更する場合、外部リンクに注意することをお勧めします。
ステレオ カップルからキャプチャ データを使用するには、次のようにキャプチャ ソースを設定します。
フィールド | 設定 |
---|---|
Capture Source Type (キャプチャ ソース タイプ) | これをステレオ HMC アーカイブに設定します。 |
Storage Path (ストレージ パス) | テイクが 1 つある場合、これをテイクが格納されるフォルダに設定します。 複数のテイクの場合、これを、個々のテイクがあるすべてのサブフォルダを含むルート フォルダに設定します。 キャプチャ マネージャーはすべてのサブフォルダで有効なテイク ファイルを横断します。テイクごとに個々のキャプチャ ソースを作成する必要はありません。 |
Copy Images (画像のコピー) | これを使用すると、画像 (ビデオ データのみ、深度データは含まない) をプロジェクトにコピーできます。 |
Min Distance (最小距離) Max Distance (最大距離) |
このデバイスから取り込まれるフッテージの最小距離と最大距離。 推測されるフッテージの深度の境界 (近いフィールドと遠いフィールド) である距離 (センチメートル単位)。 浅い範囲はノイズと EXR の深度の画像のサイズを減らしますが、顔の関連する部分がクリップされるほど浅くなりません。 |

ステレオ カメラ カップルのテイクを使用するように設定されたキャプチャ ソース アセット