キャプチャ データ はメッシュとフッテージの両方のために存在します。これは必要なアセットで、必要に応じてトラッキングに役立ち、通常、自動化プロセスで作成されます。ある特定のパイプライン、自動化、または予想外に起きたことのリカバリの問題で、キャプチャ データを手動で作成することや取り込むことが必要になる場合があります。
すべてのキャプチャ データ アセットを手動で設定できますが、キャプチャ データを不完全または不適切に設定すると、トラブルシューティングが難しい予測不能な問題を引き起こすことに注意してください。
メッシュ キャプチャデータ
Mesh to MetaHuman を使用してメッシュ ソースからコンポーネントを作成するときに、メッシュにリンクするキャプチャ データは、通常、MetaHuman Identity アセット から自動的に作成されます。この種類のキャプチャ データは、MetaHuman Identity アセットからアクセス可能な Mesh to MetaHuman プロセスの場合のみ役立ちます。
参照メッシュはスケルタルメッシュまたはスタティックメッシュ アセットのいずれかで、Unreal プロジェクト内にあります。

取り込まれたメッシュ キャプチャ データ アセット
フッテージ キャプチャ データ
フッテージ用のキャプチャ データは、通常、キャプチャ マネージャーによって作成され、MetaHuman Identity アセットまたはパフォーマンス アセットのいずれかあるいは両方への入力にすることができます。
パフォーマンス キャプチャの使用時に各種データ セットおよびメタデータが必要になります。そのデータの一部はオプションですが、広く使用できます (オーディオなど)。
取り込みプロセスは、フッテージ キャプチャ データ アセットの取得の一般的な方法です。このプロセスは同じような名前のフォルダを作成し、デバイスに対して以下のものが含まれている必要があります。
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SoundWave アセットとしてのオーディオ
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MetaHuman カメラ キャリブレーション アセットとしてのキャリブレーション
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フッテージの深度コンポーネント用のレンズ ファイル
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フッテージの RGB ビデオ コンポーネント用のレンズ ファイル
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RGB ビデオ用の画像の MediaSource アセット
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深度用の画像の MediaSource アセット
iPhone クラスのデバイスの場合、このフォルダには以下のものも含まれています。
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深度用にトランスコードされたメディアを含むサブフォルダ
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RGB ビデオ用にトランスコードされたメディアを含むサブフォルダ
次のように、さまざまなステレオ カメラがあります。
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追加のレンズ ファイルが (追加の RGB ビデオ チャンネル用に) 含まれている 場合があります)。
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オプションで、(キャプチャ ソース設定に応じて) 推測された深度メディアを含むサブフォルダが含まれている場合があります。
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ビデオ RGB の場合はプロジェクト外のファイルにリンクされ、(キャプチャ ソース設定に応じて) 深度メディアの場合も同様にリンクされます。
上記のすべての情報は、キャプチャ データ アセットを使用して維持または参照されます。
キャプチャ データ アセットを手動で作成および設定する必要がある場合、これを完了して正しく設定しておく必要があります。
iPhone デバイスの場合、デバイス クラス と デバイス モデル の違いを混同しないことが重要です。
キャプチャ データ アセット内の デバイス クラス は限定されたオプションの固定の選択肢で、コンシューマーの観点ではよく知られたモデルの名前です。
デバイス モデル はバージョン管理がわかりにくく、外部公開されるモデル番号と 必ずしも合っていません。これは、コンシューマー ブランディングより優先されていることがあります。たとえば、iPhone 12 デバイスには、iPhone 13,N のモデル番号が含まれている可能性があります。

取り込まれたフッテージ キャプチャ データ アセット
タイムコード情報
画像/深度シーケンスのタイムコードは、ImgMediaSource アセット エディタを使用して表示および設定できます。

ImgMediaSource アセット エディタでのタイムコードの設定
SoundWave アセットのタイムコードおよびタイムコードのフレーム レートは、[Scripted Asset Action (スクリプト化されたアセット アクション)] > [Set Timecode Info (タイムコード情報を設定)] を選択して表示および設定できます。

[Scripted Asset Action] の [Set Timecode Info]
目的のタイムコードおよびタイムコードのフレームレートの値を入力し、[OK] をクリックして値を設定します。

[Set Timecode Info] ダイアログ