クラス情報
学年: 8~12 (中 2~ 高 3) (このクラスに参加するには、生徒は 13 歳以上でなくてはなりません)
レッスン期間:授業 3~6 時限 (生徒のフォートナイト クリエイティブに関する知識による)
対象ツール: フォートナイト クリエイティブ
クラス / 学習環境: フォートナイトがプレイ可能なデバイス。生徒 1 人につき 1 台で、インターネットに接続可能。 コンピューター室、またはノートパソコンを置ける移動式の台があることが理想的。
レッスンの概要
この課題は、国連の持続可能な開発目標 1:住み続けられるまちづくりをに関するものです。
私たちはゲームが教室やコミュニティの改善に役立つところは目にしてきましたが、 ゲームは本当に全人類の繁栄に役立つのでしょうか? 国連は 2030 年には達成必須の目標でできた、17 の持続可能な開発目標 (SDG) を掲げています。 SDGsは地球での快適な暮らしを続けることを目的に作られたものです。
このレッスンは、フォートナイト クリエイティブのティルテッド・タワーに焦点を当て、都市のヒート アイランド (urban heat island、UHI) 現象の概念と、都市に与える影響を掘り下げます。
生徒はヒート アイランド現象の原因とその影響、そして持続可能なまちづくりと環境への影響の低減に重点を置く持続可能な開発目標 (SDG) のターゲット 11.3 および 11.6 について学びます。
生徒はティルテッド・タワーの既存のデザインを分析し、一人で、または協力して、ヒートアイランド現象を緩和し、より快適で持続可能な環境を作り出すための革新的な解決策を考案します。
生徒は調査、批判的思考、独創性を用いてティルテッド・タワーのデザインを変更し、クールルーフ、緑地、光を反射する壁などといった暑さ対策の導入を通じて学習内容を実践します。
自らの知識を仮想環境において応用することで、生徒はヒートアイランド現象という概念がどういうものなのか、そして住みやすい都市をつくるうえで持続可能な都市設計がどれほど重要なのかをより深く理解します。
教育的理念
持続可能な開発目標(SDG)11、特にターゲット11.3と11.6は、包摂的で持続可能なまちづくりと、都市における環境負荷の低減という重要なニーズを取り扱うものです。
都市が直面する大きな環境課題の1つは、都市部の気温が周辺の農村部よりも高くなるというヒートアイランド現象です。 この現象の影響は深刻で、広範囲に及んでいます。
現在、世界人口の半分以上が都市部に住んでおり、この数はさらに増加すると予測されています。 ヒートアイランド現象は世界中の何百万人もの人々に影響を与えており、人口密度の高い都市ではその影響が特に顕著なのです。
猛暑は熱中症だけでなく、命を落とす原因にさえなり、高齢者や子供、基礎疾患を持つ方など、リスクの高い人たちが特に甚大な影響を受けます。
都市でヒートアイランド現象が起きる要因はさまざまです。 建物の密集、広範囲にわたる地面の舗装、緑のある場所の減少により、吸収された熱が放出されないという状況が生まれます。
さらに、都市化に伴うエネルギー消費の増加と温室効果ガスの排出は、この現象をさらに悪化させます。 従って、ヒートアイランド現象への対策は、持続可能な都市をつくり、住民の幸福を確保するうえで重要なのです。
ヒートアイランド現象に取り組むことは、持続可能な未来を想像するためには不可欠です。 包摂的で持続可能なまちづくり戦略を実施することで、猛暑による悪影響を緩和し、都市の住みやすさを改善することができます。
緑化、クールルーフや光を反射する壁、日陰や通気性を優先する都市計画のアプローチを採用する等の方策を取り入れることで、ヒートアイランド現象を抑制することが可能です。 これにより、今の世代と将来の世代の両方に利益をもたらす、より健全かつ強靭(レジリエント)である、持続可能な都市環境を作り出すことができます。
統計によると、現在世界人口の大半が都市部に住んでおり、ヒートアイランド現象への対処が急務となっています。 この現象がもたらす課題と、持続可能な都市開発の重要性を理解することで、強靭でエネルギー効率が高く、包摂的なまちづくりに一歩近づき、最終的にはあらゆる人にとって、もっと持続可能で公平な未来の実現に貢献することができるのです。
本レッスンは、生徒に以下のことを求めます:
ヒート アイランド現象の原因と影響を調査する。
ティルテッド・タワーの既存のデザインを分析し、ヒート アイランド現象を緩和できる可能性がある部分を特定する。
批判的思考のスキルを活用し、ヒート アイランド現象を緩和するためのさまざまな戦略と解決策を評価する。
一人で、またはチームで協力して、ティルテッド・タワー向けの革新的な解決策を考案する。
解決策の考案中、そしてその後、他の生徒に対しアイディアを効果的に伝達および共有する。
誘導的質問
ヒート アイランド現象は、都市とその住民の幸福にどのような影響を与えるのか?
生徒はヒートアイランド現象がもたらす影響や、人間の健康、エネルギーの消費、全体的な住みやすさに対し与える影響について考えます。
持続可能な開発目標 11 のターゲット 11.3 と 11.6 とはどのようなもので、どうしてヒートアイランド現象への対策が重要なのか?
生徒は、包摂的で持続可能なまちづくりを促進し、都市の環境負荷を低減するうえで、この2つのターゲットがいかに重要なのかを説明します。これにはヒートアイランド現象への対策も含まれます。
ヒート アイランド現象の緩和に対し効果的な戦略と解決策にはどんなものがあるのか?
生徒は緑化やクールルーフ、光を反射する壁、都市緑地など、ヒートアイランド現象への対策に貢献する持続可能なまちづくりに関するさまざまなアプローチを見極め、話し合います。
ティルテッド・タワーのような都市部の再設計は、ヒート アイランド現象の緩和と、より持続可能なまちづくりに対し、どのように貢献するのか?
生徒は再設計され、ティルテッド・タワーに取り入れられた要素を分析し、それらがヒートアイランド現象の緩和や、都市環境の全体的な持続可能性と住みやすさの改善にどう貢献するのかを説明します。
持続可能な未来を実現するうえで、ヒートアイランド現象に取り組むことがなぜ必要不可欠なのか?
生徒は、持続可能な都市をつくり、エネルギー消費を削減し、大気の質を改善し、住民の幸福を促進するうえで、ヒートアイランド現象への対策がどれほど重要なのかを明確に説明します。また、気候の変動と回復力(レジリエンス)に対するより広範な影響についても説明します。
講師は、以下の動画を視聴してこのレッスンの詳細を学ぶことができます。
PDFに動画を埋め込むのではなく、メディアスペースのプレイリストへとアップロードされた動画にリンクしています。
学習の目標と成果
生徒はフォートナイト クリエイティブを活用して、ヒートアイランド現象の解決方法を考え出します。 その過程で、生徒は:
「持続可能な開発目標 11:住み続けられるまちづくりを」について学ぶ。
デザイン思考モデルを使い、複雑な問題に対してシンプルな解決方法を導き出す。
住み続けられるまちづくりの必要性についての理解を実際に示す。
フォートナイト クリエイティブで、問題解決策を計画、デザイン、実演、共有する。
レッスンの学習成果には次のものが含まれます:
持続可能な開発目標(SDG)の目的について述べる。
「持続可能な開発目標 11:住み続けられるまちづくりを」の役割を説明する。
例題を検討し、その解決策を考案する。
フォートナイト クリエイティブを活用し、テーマを理解したことを実演する。
持続可能な都市部での暮らしをサポートする解決策の例を計画・作成する。
問題を理解したことを通達し、現地やグローバルな相手と解決策を共有する。
アクティビティ
生徒に持続可能な開発目標 #11 を紹介する
以下の動画を見せて、実現可能なことに対する期待感を抱かせ、直面している問題についての基礎的な知識を身に付けてもらいましょう。 本プロジェクト中に、様々なタイミングで見せることができます。
「持続可能な開発目標 11:住み続けられるまちづくりを」について理解する
この動画はSDG 11について取り上げており、中学・高校を対象としています。
緑の減少が引き起こすヒート アイランド現象により住めなくなる街
新しい報告によると、主要都市では樹木による日陰がないため、真夏には外を歩き回ることがほぼ不可能になるとのことです。
猛暑は全国的な問題になるでしょうが、ヒートアイランドと呼ばれる現象により、都市部では気温がさらに高くなるため、最も深刻な打撃を受けることになります。
以下の動画を生徒に見てもらいましょう。
問題解決策のブレインストーミングと計画
次の手順は、ブレインストーミングと計画を始めることです。
生徒には生徒用資料を使って、ペンか鉛筆と紙で、理想の島の外観をおおまかにスケッチしてもらいます。
「持続可能な開発目標 11:住み続けられるまちづくりを」についておさらいします。
ヒートアイランド現象に関連する解決策をブレインストーミングし、リストを作ります。
そのリストに書かれたものを、ティルテッド・タワーのヒートアイランド現象の緩和にどれだけ効果的かでランク付けします。
地域内の住人と生き物に対するヒートアイランド現象の影響を緩和できる、革新的なエンジニアリング手法の候補についてブレインストーミングします。
生徒たち自身の言葉で、解決すべき具体的な問題を述べてもらいます。
反復型デザイン プロセス について議論する。
熱波対策の生徒用配布資料を使い、上記の点に基づいて、生徒にヒートアイランド現象の解決策を計画してもらいます。
人工湖(ブルーゾーン)、ポケットパーク、屋上緑化、反射材、壁面緑化の導入を検討しましょう。
プレハブは [Creative Contents (クリエイティブ コンテンツ)] タブの「プレハブ」のカテゴリにあります。
必要に応じて木々を取り除いたり植えたりして、島の景観をどこでも自由に整えたり変えたりしましょう。
可能な限りベストな解決策で、常に自然と安全のバランスを取るよう心がけましょう。
フォートナイト クリエイティブによる模索と知識の応用
生徒の計画とブレインストーミングが終わったら、今度はそれを実行に移しましょう!
フォートナイト クリエイティブのことをよく知らないという生徒には、フォートナイト クリエイティブを始めるのページで紹介している資料を見せるとよいでしょう。
また、フォートナイト クリエイティブ用語集で、用語の定義を確認することも可能です。
生徒にはまず、スターター島の項目にあるティルテッド・タワーの島を用いて、フォートナイト クリエイティブでヒートアイランド現象の解決策の導入を始めてもらいましょう。
生徒には、自然物と人工物の両方を取り入れるよう促しましょう。
クリエイティブコンテンツのタブにあるプレハブ、ギャラリー、仕掛けなど、あらゆる建築ツールが使用可能です。
数コマごとに、生徒に自分の作品を見直し、最初に行ったブレインストーミングや計画の時点でのアイデアと比べてみるよう促しましょう。 反復型デザインを紹介し、新しいアイデアや島に加える変更について考えるのを手伝ってあげましょう。
学習活動の代案:Unreal Editor for Fortnite
生徒の解決策をより高いレベルに引き上げ、もっと詳細で高度なものにすることが可能です。
Unreal Editor for Fortniteであれば、生徒は業界標準のツールを使用してフォートナイト クリエイティブでの解決策を構築しながら、従来のフォートナイト クリエイティブのプレハブをはるかに超えるアセットを追加できます。
この新しく革新的なアプローチを使えば、生徒たちはゲームやメディア制作のキャリアに備えることができます。必要なスキルを習得するのにかかる時間は1~2時間ほどです。
以下の資料を活用し、生徒にこの学習機会をしっかり活かしてもらいましょう。
作品を発表しましょう!
クラス内、または生徒の選択に応じてオンラインで、生徒の作品をシェアしましょう。
解説動画を作成する スクリーンショットを使ったスライドを作ってもらい、島をクラスに公開する。
日々の行動を通してこの持続可能な開発目標をサポートする方法を考えてみる。 この高まりつつある懸念に対し、どのようなキャリアとキャリアスキルが重要となるでしょうか?
ソーシャルメディアやMicrosoft Flipgridなど、学校の承認を受けたプラットフォームで動画、スクリーンショット、あるいはデモを公開する。
TwitterやInstagramでは次のハッシュタグを使用し、島が人目についたりシェアされやすくなるようにしましょう:
🚩 変換に失敗しました 🚩 ヘッダ ブロック:nestable_block_types サポートされていないブロック
ダウンロード可能な教材 レッスンの補助教材として、以下の印刷可能なPDFドキュメントをダウンロードできます:
本レッスン プランの PDF バージョン
生徒用の生徒への配布資料
生徒のプロジェクトを評価するためのルーブリック
アクセシビリティと調節
フォートナイトにはアクセシビリティに関する様々な要望を満たす、調整可能な設定があります:
色覚異常のサポート: いつでもオン/オフできる色覚異常の設定が豊富に用意されています。 この設定は、ゲーム メニュー > 設定 > 映像 > グラフィックで確認できます。
サウンドエフェクトを視覚化: 他プレイヤーの足音、銃声の向き、近辺の宝箱オーディオなど、サウンドのビジュアルラジアルメーターをオンにできます。 この設定は、ゲーム メニュー > 設定 > オーディオ > サウンドで確認できます。
キーボード割り当て: キーボード操作の項目でキーボードのキー割り当てを変更し、様々な操作をカスタマイズすることができます。
コントローラーのサポート: 生徒が有線または無線コントローラーを使用したい場合、ワイヤレス コントローラーの項目でコントローラーのボタン割り当てを変更することができます。
Xbox アダプティブ コントローラー: PC または Xbox では、生徒は必要に応じて Xbox アダプティブ コントローラーを使用することもできます。
教育基準
次世代科学スタンダード (NGSS)
HS-ETS1-1. 主要なグローバルな課題を分析し、社会のニーズと欲求を考慮した解決策のための、定性的かつ定量的な基準と制約を特定する。
HS-ETS1-2. 複雑な現実の問題をエンジニアリングを通して解決可能な、より細分化され管理しやすいものへと分解することで解決策を策定する。
HS-ETS1-3. 社会的、経済的、環境的配慮を含むさまざまな制約を考慮した、優先順位の設定された基準とトレードオフに基づき、現実世界の複雑な問題の解決策を評価する。
HS-ESS3-1. 天然資源の可用性、自然災害の発生、気候変動が人間の活動にどう影響を与えたか、根拠に基づいた説明をする。
HS-ESS3-5. 地球科学のデータと、全球気候モデルからの結果を使って、世界または地域における現在の気候変動の速度と、それに関連する地球というシステムへの将来の影響について、根拠に基づいた予測を立てる。
生徒の繋がりのための ISTE スタンダード
権利を持つ学習者:
1a: プロジェクトに関連する個々の学習目標を明確にし、テクノロジーを活用して、選ばれた持続可能な開発目標 (SDGs) とヒート アイランド現象の改善策について掘り下げ、理解を深める。
1b: フォートナイト クリエイティブのようなビデオ ゲームのプラットフォームを効果的に利用し、解決策の調査、プロトタイプ制作、プレゼンテーションを行うためのテクノロジーのスキルと、デジタルを使いこなす能力を養う。
デジタル市民:
9a:プロトタイプの制作にあたり、ビデオ ゲームのアセットとリソースを使用する際、著作権と知的財産を尊重し、デジタル環境において責任のある倫理的な行動をする。
9d:SDGs とヒート アイランド現象の改善という観点から、ビデオ ゲームを土台とした解決策が社会、経済、環境に与える影響を理解する。
知識の構築者:
3a:プロジェクトに必要な情報をデジタルの情報源から探し出し、収集するための効果的な調査戦略を計画し、実行する。
3b:調査中に収集した情報の正確性、信頼性、確実性を評価し、知識を構築する。
革新的なデザイナー:
4a:フォートナイトを使った革新的なプロトタイプ制作を通じ取り組むことが可能な、選ばれた SDGs とヒート アイランド現象の改善策に関する実際の課題を特定する。
4b:選ばれたビデオ ゲームのプラットフォームにおいて、フィードバックに基づいてデザインを繰り返し調整して洗練させ、独創性のある持続可能な解決策を考案し、導入する。
計算論的思考者:
5a:計算論的思考戦略を活用することで、ヒート アイランド現象に対処し、SDGsに貢献するプロトタイプをビデオ ゲーム内で計画、設計、導入する。
5b:プロトタイプ制作のプロセスから得られたデータとフィードバックを分析・解釈し、情報に基づいた意思決定や改善を行う。
クリエイティブなコミュニケーター:
6a:フォートナイト クリエイティブなどのテクノロジー ツールを使って、解決策のプロトタイプを紹介するための、説得力があり興味を引くプレゼンテーションをデザインおよび作成する。
6b:ヒート アイランド現象と SDGs に対する自らの解決策の影響と意義を、様々な視点を考慮しながら、多様な聴衆に効果的に伝える。
グローバルな協力者:
7a:プロジェクト全体を通して、遠隔での協業を可能にするテクノロジーを活用しながら、共同のディスカッションや生徒間でのフィードバックを行い、解決策とその設計を洗練させる。
7b:世界中の専門家、教育者、仲間とつながり、解決策のプロトタイプや SDG 関連の取り組みについて、多様な知見と視点を得る。
グローバルな能力
創造性、批判的思考、市民権、コミュニケーション(任意の共同作業)
作成者の連絡先
本レッスンプランは、アングロフォン東学区の教育者Benjamin Kellyにより開発されたものです。
連絡先は以下の通りです:
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