
この例では、スコアマネージャーが得点の獲得のためだけでなく、ゲーム内のイベントを管理するためにも使用されています。
ダンジョンクローラーの動画
構成要素
必要な物
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スコアマネージャーの仕掛け 5個
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クラスデザイナーの仕掛け 4個
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クラスセレクタの仕掛け 3個
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トリガーの仕掛け 8個
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仕掛けをロックする 4個
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HUDメッセージの仕掛け 5個
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クリーチャーマネージャーの仕掛け 5個
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クリーチャープレーサーの仕掛け 20個
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ボタンの仕掛け 4個
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チーム設定&インベントリの仕掛け 1個
方式
ゲーム内にはゾーンが5つ存在しています。プレイヤーはコモンのアサルトライフルを持った状態で開始し、武器はゲームを進行していくのに合わせてアップグレードされていきます。ダンジョン内の各ゾーンがアンロックされるにつれて、より手強いモンスターが登場します。最終的にはボスと戦闘になり、ボスを撃破すると終了です。
クラスデザイナーの仕掛けのオプション
各ゾーンをクリアしたときにプレイヤーの武器が切り替わるようにしたいので、クラスデザイナーを4個使い、4つのゾーンを設定する必要があります。設定は複雑ではありません。4個のクラスデザイナーに、それぞれ異なるクラスIDと、4つの異なる武器ロードアウトを設定することを忘れないようにしましょう。
クラスセレクタの仕掛けのオプション
プレイヤーはクラスを3回切り替えることになるので、クラスセレクタは3個使用します。プレイヤーはデフォルトのクラスでゲームを開始します。デフォルトのクラスは、自分の島 > ゲームから設定できるデフォルトクラスIDのオプションで指定することが可能です。各クラスセレクタの切り替え先のクラスのオプションに、固有のクラスIDを設定しましょう。
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クラスの切り替えはリモートで行われ、特定のスコアマネージャーによりその起動が行われます。3個のクラスセレクタで、受信しているとプレイヤーのクラスを変更するのオプションをそれぞれチャンネル1、2、3に設定してください。
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それと同時に、クラスの切り替えは特定のスコアマネージャーを有効、無効にするためにも使用されています。クラスが変わると送信するのオプションを、それぞれチャンネル4、5、6に設定してください。
スコアマネージャーの仕掛けのオプション
ここでは、5個のスコアマネージャーを使用して、3つの異なる機能を設定する方法を紹介します。
スコアマネージャーの仕掛け1、2、3
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この3つは、クリーチャーの撃破時にプレイヤーへスコアを付与します。
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受信していると起動するのオプションを、それぞれチャンネル11、12、13に設定してください。
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スコアバリューのオプションを1、2、3に設定してください。
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それぞれのゾーンには、各スコアマネージャーとひもづけられたクリーチャープレーサーが5個あります。そのため、特に何もしなければ、これらの仕掛けを起動できる回数は5回までとなります。
- それぞれの仕掛けの時間経過で起動のオプションを5に設定してください。
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5体のクリーチャーが全て撃破されたら、プレイヤーが次のゾーンへと行けるよう扉を解錠し、プレイヤーのロードアウトを変更(クラス切り替え)し、次のクリーチャーの集団をスポーンするためにトリガーの仕掛けを準備する必要があります。
- 最大トリガー数になると発信機がオンになるのオプションを、それぞれチャンネル1、2、3に設定してください。
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ゾーンのクリアでプレイヤーのクラスが切り替わったら、そのゾーンにひもづけられたスコアマネージャーはもう不要であり、次のセットのスコアマネージャーを有効にする必要があります。
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受信していると無効になるのオプションを、それぞれチャンネル4、5、6に設定してください。
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仕掛け2と3に関しては、受信していると有効になるのオプションを、それぞれチャンネル4と5に設定してください。
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仕掛け2と3に関しては、フェーズ中に有効のオプションをなしに設定してください。
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スコアマネージャーの仕掛け4
この仕掛けでは、スコアの出力を使って他の仕掛けを起動させます。
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このゾーンでクリーチャーを1体倒したときの基本スコアから始めましょう。
- スコアバリューのオプションを4に設定してください。
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2体目以降のクリーチャー撃破で付与されるスコアを1ずつ増やしていきましょう。
- 起動時にスコア変更のオプションを1に設定してください。
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スコアマネージャーがスコアバリューを特定の数値に増加させたら、扉を解錠するためにロックの仕掛けへと信号を送信し、その後はHUDメッセージを表示してトリガーを有効にする必要があります。
- スコアを出力すると送信するのオプションをチャンネル7に設定してください。
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このゾーンには4体のクリーチャーしかいないため、スコアの増加は3回発生し、最後のクリーチャーが撃破された際に付与されるスコアは7になります。
- スコアが増えると送信するのオプションを7に設定してください。
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その他の設定に関しては、仕掛け1、2、3の設定と似通ったものを使います。
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受信していると起動するのオプションをチャンネル14に設定してください。
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受信していると有効になるのオプションをチャンネル6に設定してください。
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受信していると無効になるのオプションをチャンネル19に設定してください。
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スコアマネージャーの仕掛け5
この仕掛けはプレイヤーにスコアを付与しません。最後のボスをスポーンさせるためのカウンターとして使用します。
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プレイヤーが4個のトリガーを踏み、4個のボタンを起動すると、最後のボスがスポーンします。
- 時間経過で起動のオプションを8に設定してください。
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トリガーまたはボタンが特定のチャンネルを通して信号を送信したときに、この仕掛けの数値を増加させることで、この仕掛けを起動します。
- 受信していると増加するのオプションをチャンネル9に設定してください。
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8回起動すると、この仕掛けは最後のボスをスポーンさせる信号を送信します。
- 最大トリガー数になると発信機がオンになるのオプションをチャンネル10に設定してください。
ロックの仕掛けのオプション
ロックの仕掛けは扉のオブジェクトに取り付けられ、トリガーに応じて扉の施錠と解錠を行います。これらの仕掛けを使って、プレイヤーが次のゾーンへと侵入できないようにします。現在のゾーンにいるクリーチャーを全て撃破しない限り、扉は解錠されません。
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初期状態では扉が施錠されており、信号を受信したときには解錠されるように設定する必要があります。
- 受信しているとアンロックするのオプションを、それぞれチャンネル1、2、3、7に設定してください。
トリガーの仕掛けのオプション
トリガーは、他の仕掛けへと信号を中継するために使用する仕掛けです。この例では、トリガーに2つの動作を設定します。
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プレイヤーが仕掛けを起動したときに、クリーチャーのスポーンを有効にする。
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スコアマネージャーのカウンター(仕掛け5)に数値を追加し、最後のボスのスポーンを行わせる。
8個のトリガーの内4つは、プレイヤーが扉を通る際に起動してもらえるよう、次のゾーンに通じる扉が置かれた場所に設置してください。残りの4つは、プレイヤーが立ち入ることのできない場所に設置します。この4つのトリガーはリモートで起動されます。
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それぞれの仕掛けが起動されるべき回数は、1回だけです。
- 8個の仕掛け全てで、時間経過で起動のオプションを1に設定してください。
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トリガーは全てプレイヤーから見えないようにしましょう。
- ゲーム中に表示のオプションをいいえに設定してください。
トリガーの仕掛け1から4
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プレイエリア内にある扉の前に、それぞれの仕掛けを設置してください。初期状態では無効に、プレイヤーが現在のゾーンのクリーチャーを全て撃破したときには有効化されるようにする必要があります。
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ゲーム開始時に有効化のオプションを無効に設定してください。
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受信していると有効になるのオプションをチャンネル1、2、3、7に設定してください。
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プレイヤーがこの仕掛けを起動したら、クリーチャーをスポーンするためにクリーチャープレーサーへと信号を送信し、プレイヤーが入れない場所にあるトリガーの仕掛けにスコアマネージャーへとカウンターの数値を増加させる信号を送るよう指示し、最後のトリガーの仕掛け用に最終ゾーンにあるボタンを有効化する必要があります。
- 起動すると送信するのオプションを、それぞれチャンネル16、17、18、19に設定してください。
トリガーの仕掛け5から8
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プレイヤーがインタラクトできない場所に設置してください。この4つのトリガーは、最初の4つのトリガーとスコアマネージャーのカウンターとの間の橋渡し役として機能します。
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受信しているとトリガーを起動のオプションをチャンネル16、17、18、19に設定してください。
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起動すると送信するのオプションをチャンネル9に設定してください。
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クリーチャーマネージャーの仕掛けのオプション
5種類のクリーチャーを登場させます。各ゾーンに登場させるクリーチャーの種類と、最後のボスとなるクリーチャーの種類は自分で決めることができます。また、クリーチャーの体力も任意の数値に設定することが可能です。
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スコアの付与はスコアマネージャーのみで行います。そのため、クリーチャー撃破に最初から設定されているスコアはゼロにする必要があります。
- スコアのオプションをなしに設定してください。
クリーチャープレーサーの仕掛けのオプション
ゲームのワールド内に設置できるクリーチャープレーサーの数は20までとなっています。ですから、ゾーン1、2、3にクリーチャーを5体ずつ配置し、ゾーン4には4体、そしてゾーン5には最後の1体のクリーチャー(ボス)を配置しましょう。
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クリーチャープレーサーはクリーチャー撃破時にスコアマネージャーへと信号を送り、それによりスコアポイントが付与されます。
- ゾーン1、2、3、4のクリーチャープレーサーへと信号を送るため、倒すと送信するのオプションをそれぞれチャンネル11、12、13、14に設定してください。最後のボスに関しては、チャンネル8に設定しましょう。この信号は、チーム設定&インベントリの仕掛けにゲームを終了させるよう指示を出します。
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クリーチャープレーサーは、プレイヤーがトリガーを踏んだとき、つまり扉を通ったときにクリーチャーをスポーンします。これはゾーン2、3、4にのみ当てはまります。
- ゾーン2、3、4のクリーチャープレーサーを動作させるため、受信しているとスポーンするのオプションをそれぞれチャンネル16、17。18に設定してください。最後のボスに関しては、チャンネル10に設定しましょう。この信号は、5つ目のスコアマネージャーが特定の起動数に到達すると送信されます。
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ゾーン1のクリーチャープレーサーは、ゲーム開始直後にクリーチャーをスポーンします。
- ゾーン1のクリーチャーに関しては、ゲームフェーズで起動のオプションをゲーム開始に設定してください。他のゾーンのクリーチャーに関しては、なしに設定しましょう。
ボタンの仕掛けのオプション
ボタンは必須ではないのですが、この例では、スコアマネージャーは複数の送信機からの信号を聞くことでカウンターとして利用できるということを実演するため、意図的に追加しました。4個のボタンは、最終ゾーンの壁に取り付けましょう。
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それぞれのボタンが起動されるべき回数は、1回だけです。
- 時間経過で起動のオプションを1に設定してください。
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予防措置として、最後のゾーンに通じる扉を通るまではプレイヤーがボタンにインタラクトできないように設定しておきましょう。
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ゲーム開始時に有効化のオプションを無効に設定してください。
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受信していると有効になるのオプションをチャンネル19に設定してください。この信号はトリガーにより送信されます。
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ボタンにインタラクトすると、スコアマネージャーへと信号が送信されます。
- インタラクトすると送信するのオプションをチャンネル9に設定してください。
チーム設定&インベントリの仕掛けのオプション
この仕掛けの主な目的は、最後のボスが撃破された際にゲームを終了させることです。この目的には、ラウンド設定の仕掛けを使うこともできます。
- 受信しているとラウンドを終了するのオプションをチャンネル8に設定してください。この信号は、最終ボスが撃破されたときにクリーチャープレーサーから送信されます。