P2P NAT サンプルでは、P2P インターフェースによる NAT トラバーサルを使用したユーザー間のピアツーピア通信を紹介します。P2P インターフェースでは、ユーザーが容易にピアに接続できるかどうかを特定するため、ローカル ユーザーのインターネットに紐づく NAT の種類をクエリすることができます。このサンプルでは、ログイン ユーザーの NAT の状態を示します。NAT P2P インターフェイスの実装と使用に関する詳細については、「NAT P2P インターフェイス」のドキュメントを参照してください。
始める前に
サンプル アプリケーションは実演目的のため Epic Account Services を使用してローカル ユーザーの認証を行います。SDK の初期化に使用したクライアント資格情報が Epic Account Services に使用する アプリケーション に割り当てられていることが要求されます。
実演対象の SDK 機能は、ユーザー認証用にサポートされたどの ID プロバイダーとも使用することができます。
NAT の状態
ログインすると、次のいずれかの NAT の状態が表示されます。
NAT の状態 | 画像 | 説明 |
---|---|---|
Unknown (不明) | ![]() | NAT の種類が不明 (リモート) であるか、NAT の種類を特定できません (ローカル)。 |
Open (オープン) | ![]() | すべてのピアが自分と直接接続できます。 |
Moderate (モデレート) | ![]() | モデレートやオープン状態の他のピアに直接接続できます。 |
Strict (ストリクト) | ![]() | オープン状態のピアのみに直接接続できます。 |
チャット
ユーザー間の通信を説明するために、このサンプルには基本的なチャット システムが備えられており、ユーザー間のメッセージの送受信を試用することができます。フレンドとのチャットを開始してみる場合は、以下のように、[FRIENDS (フレンド)] セクションに表示されているフレンド名の隣の [CHAT (チャット)] ボタンをクリックします。
チャットするには、次のように、チャット ボックス ([Console (コンソール)] の上) をクリックしてメッセージを入力し、Enter キーを押してチャット メッセージを送信します。
自分が送信したメッセージとフレンドから受信したメッセージが、次のように左上のボックスに表示されます。
現在のチャット セッションを閉じるには、[CLOSE CHAT (チャットを閉じる)] ボタンをクリックします。
コンソール パネル
コンソールコマンドの結果など、プログラムの動作によるログ出力を見るには、ユーザーインターフェースの左下にある、このサンプルに付属のコンソールパネルを使用します。コンソールパネルの下部には、コンソールコマンドを入力することができます。
コンソールに HELP
コマンドを入力すると、利用可能なコマンドのリストが表示されます。